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『注意すること』について

誰かに『注意すること』って
ずごく難しい時代になった

「静かにしてください」
「ここで煙草吸うのやめてください」
などのマナーから
子供に注意する
間違いを指摘する
などのある種の教育に類することまで

いろんな注意があるけれど
どれも今は皆控えめ、
というよりも触らぬ神に祟りなし状態
見て見ぬ振りが一般的

教育から人付き合いのHow To的な話でも
間違いの指摘よりは良いところを褒める
というのがスタンダード

「お前はまだ何も分かってない」
「いいから黙ってこれをやれ!」
的な言葉は今や死語なのではないか??

いやいや
残ってるところには残ってる
最近自宅の改修工事をやっていたんだけど
そこにいた職人達は明らかな上下関係があり
「だからお前はダメなんだ」
という言葉が飛び交っていた

あとちゃんとしたレストランなどでも同じような言葉は飛び交ってるね

このような言葉を皆はどう思うんだろう?
俺は、
すごくいいことだと思う

例えば改修工事をやっていた鳶職の人たちで言うと
ちょっとしたミスや手抜きで
自分を含めた人の命に関わるような仕事をしている訳で
そこに、緊張感を若手に持ってもらう為には
そうしたやり取りは必須な気がするんだ

現場による?

一般的にはそうとされる現在だけど
俺はそうは思わないな

俺のいる音楽の世界も
いまや皆が皆、すっかり丸くなり
昔飛び交っていた怒号は今や全くと言っていい程見られない
それが残ってるのは、
エンターテイメントの世界だと舞台ぐらいだろうか
それも例えば80歳になる蜷川幸雄演出の舞台とかに限られるだろうけど

俺は、
丸いほうだと思っているが
言葉を選んで
「君はあの曲のグルーヴを出せてるつもりみたいだけど
出せてないよ」
と注意したことがあるんだが
それを、
5年前に言ったその注意を
未だ根に持ってる後輩がいてビックリした
それはつまり、間違ってるのは俺だと言いたい、らしい

う〜ん、
なんていうかな
俺は俺のことを大正解だなんて思ってなくてね
まだ見ぬ境地ってのが存在するよ!
てことが伝えたかったんだけどねぇ
まぁ、俺の言い方も悪かったんだろうけどね
何にせよ、ダメ出しをし辛いご時世だなと思った次第

そうね、
ま、ふわっと楽しく生きていくのをベターベスト
とするならば
ダメ出しの存在しない人付き合いでいいんだろうけどねぇ

自分で自分がビックリするような
そんな成長を体験していきたいのなら
俺は
「注意すること」
「注意されること」
がもっと目に付く中に生きていくべきだと思うんだな

ま、俺はね


ま、しばらくは
還暦になるくらいまでは
ことばを選んで
ソフトな注意を心がけよう

そっから先は
・・・
もっと毒づいてみようかな??? 笑


どう思う?
ピジョン君?

『注意すること』について_d0094512_00421326.jpg



by jazzmaffia | 2016-01-26 00:46 | ひとりごと | Comments(0)

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