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Snarky Puppy から岡崎体育まで

昨日のSnarky Puppy @横浜ベイホール
今日の岡崎体育@ヤツイフェス
まったくベクトルの違うものだけど
どちらもかなりやられたエンターテイメントだった

一息ついた今、
どうやられたかを #SOUL大学 なりに分析しておこう

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■6.18 Snarky Puppy 来日公演2日目@横浜ベイホール
今回、origami PRODUCTIONS経由で、
この日のオープニングアクトをやらせてもらうことになって、
そこで初めて存在を知った

グラミー賞も受賞していて
アルバムも色んな形で多数出していて、
ささっと調べようとしても、よく分からない
「はいはい、こういう感じね」
という推測がまったく立たなかった
彼らを知っている人たちからは
「ライブやばいよ」
とだけは聴いていた
その時点ですでに、面白そうな予感だ

そしていざ見てみた結果、
想像を絶する面白さのあるライブだった
おもしろポイントをいくつか列記していこう
*とにかくメンバー全員のスキルがハンパない
*変拍子を含めた複雑な楽曲構成なんだけど
全員が譜面を見ないで、暗譜で演奏している
*リーダーのベーシストのマイケルが全員を指揮している感じだけど
彼のスキルもハンパ無い感じなんだけど、バックに徹している
*アレンジが実にスリリングに出来ている
そしてそして
*そのスキル全開の演奏が実に魅力的に見えた
実際、メンバーが
弾きまくる
吹きまくる
叩きまくる度に
観客の盛り上がりがハンパ無かった

これは一周して新鮮だった
今世紀は、スキルフルなものは敬遠されがちで
DJ的なアイデアが演奏を支配していた印象だったからだ
実際俺の演奏スタイルもそのクチだ

この盛り上がっている現場を見て、
演奏能力を極めることの魅力が、
今再び復権し始めているのかもしれない
と思った

参考>
ご存じない方は例えばこちらのライブ映像などを見て下さい
https://youtu.be/L_XJ_s5IsQc


******

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■6.19 岡崎体育@渋谷ヤツイフェス duo MUSIC EXCHANGE
そもそもこのフェス自体の人の集まりっぷりがすごかった
そりゃもう、どちらかと言えば芸能寄りなフェスだからね
アイドルから芸人からロックバンドからヒップホップまでジャンルは幅広いけど
どれもテレビ的な目線で選ばれているような感じ

そんな中、岡崎体育のライブもあるということで
覗くのを迷っていたけど、
知っている人が
「ライブもヤバいらしいよ」
と言ってきたので、行くことにした
前夜もそうだけど、
友人知人の勧めるものって外れないからねw

そう、岡崎体育と言えば
奈良出身&在住の人で、
YouTube映像が大人気なとこまでは知っていた
やはりこれは既に各方面でも有名だよね

岡崎体育"Music Video"
https://youtu.be/fTwAz1JC4yI


他にも面白いのはいろいろあるが
あくまで、こうした映像作品クリエーターだと思っていて、
ライブがどう面白いのか?は未知数

そんな中、ライブを見に行ったら、
ライブ20分前に行ったのに、
会場は超満員、間もなく入場制限がかかるほどの
(実際途中で見に来て入れなかった友人も多数いた)

肝心なライブのほうは、、、
やられました!!笑いました!!
またMCも曲も全て練りに練られていたしねぇ
曲が途中で止まるというハプニングが連発したんだけど
それすらも仕込みか?と思う程のうまい進め方

個人的にはその批評性にやられたね
R&B調な曲の自画自賛の仕方が
「格好いいねぇこのビート、tofubeatsみたいでしょ?」
EDM系の曲でおふざけをやってると
「こういうことをSkrillexがやったらブーイングなんだろね」

などなど、逐一的を得た固有名詞を出してくる
実際トラック作りも結構研究したのか、ちゃんとしていて、
まさにそれっぽかったりもするのだ
クラブ界のマキタスポーツとでも言えばいいか?

色んな打ち込み音楽をちゃんと聴いていて
それを作れるスキルを持っていながら、
あくまで
シニカルな笑いにもっていくための素材としての音楽作り
に徹している
その客観的な、部外者的な目線
これは奈良在住ならではの目線なんだろうなぁ
"Music Video"しか知らなかったけど
全曲練りに練られたネタがあって、会場を爆笑とジャンプの渦に巻き込んでいた

同じ奈良出身ということで
堂本剛くんとも是非絡んで欲しいと思う今日この頃でしたw

*****

そして、昨日今日で一つ気づいたことがあった
どの会場でも
本番中に携帯で写メ・動画を撮ってる人がいなかったのだ

これはたまたまなんだろうか?
それとも、ある種の人々の間ではすでにそういうマナーが浸透してるんだろうか?
撮ってる暇がもったいない、楽しんじゃおう!感覚が旬になってきたのか?

ジャズバンドのソロ回しで盛り上がる光景と共に
そんな光景もまた新鮮でした

そう、少しずつだけど、
やはり時代は動いてるってことなんだろうね

*****


っと完全に顧客目線で書いてきましたが、
6.18はorigami PLAYERS feat.福原美穂、Hiro-a-key、Michael Kanekoで
6.19本日はFlying Kidsで出演しておりました
どちらもナイスグルーヴをお届け出来たと思いますw

ひき続き、うけた刺激を身体に刻みつつ、
さらなる発信を続けて行くので
俺絡みのライブも、今後ともこうご期待ですよw

SWING-O ライブ情報はこちら
http://swing-o.info/live/

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Snarky Puppyメンバーたちと楽屋で!

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Flying Kids 終了後の客席


by jazzmaffia | 2016-06-19 23:42 | Live Report | Comments(0)

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