"Live In Luxembourg with L'Orchestre Pasdeloup" by Fried Pride 2017
久々に残念ながら昨年末に解散してしまっている #FriedPride 最終作として発表された、ルクセンブルクオーケストラとの共演ライブ盤を聴いた
2015年のグラミー賞のベストコンテンポラリーワールドミュージックアルバムを受賞した、アフリカはベナン出身のソウルな女性シンガーAngelique Kidjo"SINGS with Orchestre Philharmonique du Luxembourg"と同じアレンジャーGast Waltzingを迎えてのアンサンブルだそうで、ゴージャズかつ面白いアンサンブルで聴かせてくれるオーケストラアルバムだ
オーケストラとの共演というのは、シンガー、ミュージシャンにとっては一つの大きな夢、目標である人も多いだろう。人間の生演奏のみで奏でられる大きな(まさに)オケをバックに歌い、演奏するのは至福の時間になるはず。人間力の塊を音にする訳ですからね。電子機械と共に奏でる音には出せない温もりと表現がそこにはあるはずで、もちろんその分プレッシャーを感じる側に転じる人もいるだろうけれど。
結果、このオーケストラとの共演アルバムはFPの熱い声と美しいギターがのびのび泳いでるような印象のライブ音源になっている。個人的には
にまずやられる。日本を代表するシンガーソングライター井上陽水さんの曲を素材にジャズな感性とクラシカルな音が融合した音は実に心地よい
面白い選曲のTr-9"Burn(紫の炎)" (ハードロックバンドDeep Purpleのカバー)の熱い歌&演奏もよかった
Angelique Kidjoのアルバムと併せて聴くとまた面白いかもしれない。個人的にはパーカッションやコーラスも加わった、より土着的な楽曲のそちらの方がむしろクラシカルに感じた。FPのこの音源は基本ジャズで、なんなら映画のサントラのような響きを感じた。
熱い日々が続く中、深呼吸と水と共に聴いてみるのをオススメします
あ、シャンパンかワインの方がいいかもしれないですが、、、
、、、解散してしまった以上、オマケのような形での発表&プロモーションになってしまっているのが残念な名ライブ盤です