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「いいから黙って選挙に行きなさい」

(Facebookにも書きましたが、こちらにも転載しておきます)



「いいから黙ってやりなさい」
という言葉が最近は飛び交ってない様に思う
俺も実はあまり使わない

でもこの言葉は実は素晴らしい教育方法の1つなんだと
最近気付いた(いくつかの本を読むことで)

最近は「これを勉強すると何がいいんですか?」という質問があり
「これこれこういう為にいいんだよ」と答える
報酬を確認してからの勉強ってこと
それは本当の「学び」じゃない

「黙ってやれ」と言われ、仕方なくやる人は
やりながら「何の為に俺はやってるんだ?」と自問する
自分の行動を正当化したいから、動機を考えざるを得なくなる
「そうだ、私は**になりたかったからだ」
「必須科目だからしゃあないか、でも卒業はしときたいからね」
「先生が好きだから?」
・・・などなど
その自問の積み重ねこそが自我を作るのだ

例えば俺が大学生の頃、ジャズにちょっと興味を持って
ジャズ好きな先輩に「ジャズって結局なんすかね?」と質問した所
その先輩は「まず何でもいいから100枚聴きこんでみな!」と言って来た
そこから借りたり中古屋で入手したりでいつしか100枚くらいになった
確かに100枚くらい聴くと、答えが俺の体に生まれたのだ
「俺にとってのジャズとは何か」という答えが

今思い返しても、先輩の答えは実に適切だったと思う
変に「即興演奏で自己表現する音楽がジャズだよ!」なんて優等生な答えを俺がその時聴いていたら、きっとジャズに興味は持たなかっただろう

「もっと皆学ぶべきだ」という言葉こそ飛び交うけども
方法論は中々吟味されていない気がする
皆が聴いたことのある言葉に1つのヒントがあったんだ

そんな意味を込めて最後に言おう!

「いいから黙って選挙に行きなさい」

 

 
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by jazzmaffia | 2013-07-10 23:39 | ひとりごと | Comments(0)

中村新史という特殊なピアニスト

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今日は中村新史(Shinji Nakamura)という、
友人のピアニストのソロアルバムリリース記念ライブを見て来た
「特殊」なピアニストと書いたのは
彼は2008年に急病で「自己免疫性脳脊髄炎」という難病にかかり
意識不明な所まで行ってから帰って来たピアニスト
結果彼は後遺症で下半身不随となってしまってもいる、車いすピアニスト

そう、ピアノを弾いたことのある人なら分かるだろうけど
下半身不随ということは、ペダルが踏めないということ
ペダルが踏めないということは、あのピアノ独特の延びて響く音が出せないということ

そんな彼は背中でペダルを踏む(押す)という方法で弾いてみたり
色んなチャレンジとリハビリを経て、
今はほんの少しならペダルを足で踏めるようになったそうだ
でも踏めても足を上げるのが大変なようで、
結果、深く踏めないらしい、まだ

。。。なのに彼は知らないうちにソロアルバムを作っていた


無事俺も都合がつき、途中からにはなったが
そのリリース記念ライブを渋谷JZ-Bratに見に行くことが出来た

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そしてのっけからやられてしまった
「いつの間にこんな格好いいジャズピアニストになってたんだ?」
彼とは10年ほど前に渋谷のクラブ(現タマリバ)The Roomで出会い、
ジャズをある程度やっているのこそ知っていたが、
色んなシンガーのサポートをするピアニストであり
DJ Kawasakiなどのクラブミュージックでも演奏するピアニスト、
そんな認識だったんだが
今日目の前から叩き出されるピアノの音はジャズだ
それも生半可じゃない情熱とテクニックとメロディセンスで迫って来る、ジャズ
(俺は到底弾けない音ってことだ 笑)

そう、彼が車いすで弾いていることなど全く関係ない
ただただ素敵な音がそこにはあった
当然のように俺はCDを買って帰って来た
当初から祝儀を兼ねて買おう、と思ってはいたけど、意味の違う買い方となった

そして俺が気付いたのは
ペダルをちゃんと踏めないが故の、
他では聴けない独特のタッチのピアノ演奏がそこにあった
ということ
普通はついついペダルを踏んで広がりを出すほうに持っていくところが
彼はそう出来ないが故に全ての音をよりハッキリと発音させていた
彼は不自由と引き換えに新しい音を手に入れていたのだ


そしてまた彼はそんな境遇を意に介さないかのように
マイペースで突っ込みどころ満載の「天然」なるMCで会場を笑いに包んでもいた
DJ沖野修也やベースの工藤氏にも散々突っ込まれてもいた
そんな、皆に愛されるピアニスト中村新史という側面も見ることが出来た

CDの資料に書いてあった彼の言葉がいい
「僕自身は特にあまり深く考えず、音楽活動に復帰するのは当然と思っていた。後々客観的に考えると、周りから見て『それは無理では・・・』という事が多かったようだ。そこらへんは僕自身が現状分析力が足りてなくてラッキーだった(笑)」

いいじゃない、この楽観的な感じ
どんな境遇でも楽観的でいられる(楽観的であろうと頑張れる)って素敵なこと

よくよく考えてみると
Stevie WonderやRay Charlesが
目が見えないのによく頑張るよね、
なんてことを考えながら彼らの音楽を誰も聴かないよね?
ただ、いいから、格好いいから聴く訳でしょ?

クラシックの辻井伸行もそうだよね
きっかけこそ「盲目なのに凄い!」からな人も多くいたと思うけど
彼のピアノもまたそんなことと無関係に音が凄くいい!



でも、まぁきっかけはこれいいんじゃない
車いすピアニスト中村新史の音楽を
あなたも聴いてみたらいかがかな?



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中村新史"RR(アール・アール)"
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by jazzmaffia | 2013-07-09 01:47 | Live Report | Comments(0)

演奏旅行モードのあとは制作モード

ふ〜っ
5月〜6月の演奏旅行がやっと一段落した
俺に取っての夏は宮古島だから
既に2013年の夏は半分終わっている
気付けば2013年も半分が終わった

これからの東京の夏は制作モード
ちょうど今、脳内を切り替えているところ
演奏モードだと演奏の準備は苦にならないが
制作するためにソフトを立ち上げるのが苦になる
明確な方法はないが、切り替えなきゃいけないと自分に言い聞かせ
面倒だけどちゃんとソフトと環境セッティングをする、ていうのを何度か繰り返すうちに
無事に制作モードに切り替えられる、いつも

途中経過で言うならば
今は丁度そのどちらにも行ける、ニュートラルな感じ
こんな新譜が心地よく響く、
「こんなのも作りたいな」と思う
お、その時点で制作モードへもう一歩か俺?

http://youtu.be/rgnQYvzRDiQ

64歳にしてやっとセカンドアルバム
ファーストが62歳だから、、、ておい!
てなくらいの遅咲きな爺さんソウルシンガーの新譜
さすがのDaptoneの仕事ですな


そう、制作モードにも色々ある訳だけど
月日の積み重ねは大事だなと思うのが
俺の脳にもやっと「言葉脳」が出来つつあるということ
理系出身な俺で、論理には敏感でも哲学や物語に鈍感という部分もあったが
特にここ10年は本を沢山読んで来た&文章も書いて来た、そのお陰だろう
「言葉脳」がもう少し成長してくれると
作詞であれ、MCであれ、色んな形で適切な言葉を選ぶことが出来る、はず

他人より才能が無くても、月日の積み重ねがそれを埋め合わせてくれる
俺もそんな遅咲き人生
いやマジでそうでしょ
だからこその、ええ年こいて伸びしろがある感じ、と思う訳でね


今読んでるのは例えばここらへん
『若者はみな悲しい』フィッツジェラルド著
『脳と魂』養老孟司&玄侑宗久著
『ジョニミッチェルという生き方』By Michelle Mercer
『ギルスコットヘロン自伝』
『小さな建築』隈研吾 著

そんな色んな言語世界を旅するのは悪くない


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そこで毎週月曜日に更新している
『SOUL大学通信講座』も気付けば40講目に!!
そんなに書いているのに、
次の講義の候補になっている話が5つくらい常に有る

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ブラックスプロイテイションの先駆けとされる
"Sweet Sweetback"(1971)から始まるあれやこれを
映像や写真と共に語っております

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by jazzmaffia | 2013-07-01 15:02 | ひとりごと | Comments(0)