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オマージュはこうでなくっちゃ!



オマージュはこうでなくっちゃ!
Elton John "Your Song"の一部を拝借したこの曲
当然作曲のクレジットにはElton John/Bernie Taupinの名前もある

エルトンが
「皆に言っていいんだよ、この曲は俺の歌だって」
に対して
「皆に言っていいんだよ、俺は男だって」
って形で、男らしさアピールな曲となっている

数年前までは、日本のHipHopアーティストのフューチャリングで
しょっちゅう見かけていた彼、Aloe Blacc
俺の友人のDJ Chika(Cradle)なんかは
一緒にアルバムまで作っちゃってる!

そんなAloe Blaccは
遂にこの曲で全米Top10アーティストになった!

こういう流れは久しぶりかもね
日本人は実は昔から先物買いが得意なんだ
古くはQueen、Kiss、Cheap Trickなどなど
ロック系を中心に、日本でまずブレイクして
それが世界に伝播していったパターンはよくあった
、、、が、しばらく最近はなかった

な訳で、
この曲"The Man"のヒットは
色んな意味でなんか嬉しいね

なんとかチョコレートさん
オマージュはこういう風にやれば
叩かれるどころか、もっと広がっていくんだよ
(笑っておく)
 
 
 
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by jazzmaffia | 2014-03-29 00:00 | ひとりごと | Comments(0)

いいオトナになるために

「死者もまた友であり、死者こそが師であるという発見こそ、
オトナがオトナたる条件だろう」

by 関川夏央 (内田樹「知に働けば蔵が建つ」解説より)

確かに今俺がハマっているのは
大滝詠一だったりブラコンだったり、はたまたカミュだったり
今は亡き人、ものが多い

いまそこにある「モワっとした」何かを、
言語化したい、音にしたい
などと思ったら学びが必要だ
それもどうせなら今は亡き人から何かを引き出したい

今流行りのもの、テレビで垂れ流されているものからは
トリビア的な、消費されて一瞬で手から抜け落ちる様な知識しか
手に入らない

手に入るのは、新たな出費への欲求だけ

流行に乗るという美学
自らを「最先端」と称することが出来る様な、
上手く流行に乗れている人をうらやましく思った時期もあるが
どうにも俺はそういう波の乗り方が下手らしい
人よりも学びと実践は遅いしね

でもそのお陰だろう
**マーケティングだったり、ビッグデータだったり何だりの
「今」をかき集めて、未来に向かう生き方が好きになれない
(音楽ヒットチャートだけはついついチェックしちゃうんだけどね)

集めるなら「過去」もだろ?「歴史」だろ?
言い換えるなら「死者」たち
爺ちゃん婆ちゃんからまたその先にさかのぼって
なるべく遠い昔の地点から今を見つめたい

10年やそこらのスケールでもって
「そろそろあのブームが再来するぜ」
ていう話にどうにも同意出来ない俺がいるんだが
それはきっと、もっともっと大きいスケールで今を捉えたいからだ

今の情報を元に今を生きるのは、子供だ
子供を見ていると分かる

菊地成孔氏は著書「アフロディズニー」で
「現代文化の幼児性」と表現していたが
あまりにも納得できる表現だった

そんな中、俺はやっぱりいい「オトナ」ってのに憧れる
お馬鹿タレントブームも無事収束しつつある

今後の日本のためにも
いやまずは自分の為に
もっともっと学ぼう
「死者」から学ぼう

いいオトナになるために
 
 
 
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by jazzmaffia | 2014-03-17 02:20 | ひとりごと | Comments(0)

昨日の話の注釈

あ、昨日書いた記事
ディスと言われればディスだけど
あくまでこの曲のあり方に対してのディス

「今売れたもの勝ち」的な作り方
先人への敬意の欠如
→いずれ自らも次世代に捨てられる

音楽を愛してやまないのなら
一生音楽をやりたいのなら
もっといい作り方あるんじゃない?て提案が本意です

ま、売れる時に売れるもの作って
売れなくなったら音楽辞める
ってな人種も多々いらっしゃるので
皆が受け止めてくれるメッセージだとは思ってません

音楽を愛して止まない者として
この、「なんかモヤモヤするなぁ」てことを
言語化してみた
てことですな

モヤモヤを言語化するって大変だけど、大事なんだ
白黒分けて、敵味方分けて、
「あいつは敵」って話なら簡単だ

彼らの人格を否定してるんじゃない
言うならば、
「全身とは言わない、その靴だけでも変えてくれんかな?」
て話

いいものを何がしか持っているから売れているのは事実
その上で更に俺の提案した様なスケール感覚で作ってくれたら
もっともっと皆が感動するものが出来るはずだし
音楽シーンももっと活性化するはずなんだが・・・
て話ね

ま、この話はこれくらいでv v

 
 
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by jazzmaffia | 2014-03-03 22:18 | ひとりごと | Comments(0)

盗作騒動から思うあれやこれ

俺じゃなくても
聴いた人はかなりの率で
「これって???」と酷似していることに気付く
そんな曲が最近話題になってるね

その件について、盗作かどうか、ではなく
本質的な問題点を,俺なりに考えて
つらつらと記してみようと思う
(多分長くなる)

*****

まずは聴いてみた方が早いね
最近そこらじゅうでかかっている曲です

SPICY CHOCOLATE "ずっと"




そう、分かる人は分かるよね
最近もカバーされまくってる、
20年前、1993年の大ヒット曲、
これのパクリだという話

original love "接吻 kiss"




サビ始まりといい
そこからのメロディの7割方は同じである

そして既に話題になっているように、
テレビ出演したSPICY CHOCOLATEに加藤浩二が
「これってオリジナルなんですか?」
と問いつめて、それに対して本人たちは
「オリジナルです」と答えたらしい

*****

ここで想定される状況が2パターンある
1)敢えて過去のヒット曲、有名曲である「接吻」に似せて作ったが
著作権などの問題から作者or事務所が
「オリジナルだと言い張ろう」ということになった

2) 「やっべぇ!いいのが出来た!」と
いい曲が降臨したと本気で思っていた
関係者は似てる事に気付かなかった
or薄々思ったが、まぁ問題ないと踏んだ


俺が思うに、多分2の線だと思う
実際、俺自身も「いいのが出来た!」と思っても
翌日聴き直すと、「あれ、まんま**のパクリじゃん」
てことはある
曲を書く人は当然そうなる可能性を秘めている

忘れかけてた曲がふとしたときに口から歌ってしまった時に
「何かいいの出来たかも?」と思ってしまうことはよくあるのだ

『ずっと』がもしこの2の線だとしたら、問題は
これだけ曲のポイントとなる部分が似ているのに
「パクり」だと気付けなかった、作者の音楽性の浅さ/プライドのなさ
or 後で気付いたのにそのまま出すことをよしとしたこと

これはレコチョクを筆頭に、若者の間で流行ってるということだから
20年も前の曲である『接吻』をちゃんと聴いた事が無い人が支持者ってこと
支持者にとっては
「パクりかどうかなんて、どうでもいい
いい曲じゃんこの曲!」

ということになっているようだ


そう、実は
パクりかどうか、てことは俺もどうでもいい

その議論の時点で何かがずれている
俺が思うポイントはこうだ!
音楽はパクリ無しでは存在出来ない

言葉は悪いが、
何事も「パクり」で存在している
と俺は思う

パン屋さんもパンのつくり方から店のあり方から
沢山の要素を「パクって」
結果そのパクった組み合わせで独自性を出しているでしょ?

今あなたの目につくもの全てがそうだと言っていいと思う
どんなものにも歴史があるってこと

音楽に話を戻してもそう
12音階で曲を書く時点で、先輩が考えた手段を1つ選んでいるし
打ち込みで作る時点で、先輩が考えた手段をいくつも選んでいるし
泣けるコード進行もメロディ選びも、今なら誰でも音楽学校や音楽誌で学べる、
つまり法則として売っている、先輩が作り出したテクニックなのだ

俺が言いたい事は分かるかな?

色んな歴史があって今がある
色んな音楽が流行り廃りを繰り返して今がある

今回の問題、
この曲『ずっと』の問題は
先輩方の作り出したものへの
リスペクトが無い感じが残念なのだ


そこにあるのは
今売れた者勝ち!

レゲエってことになってるけどレゲエじゃないし
歌詞は青山テルマとSoulJa『そばにいるね』『ここにいるよ』(2008年)手法まんまだし
つまり、せいぜいここ6年の流行りの上澄みを集めただけの作品てこと

もちろん流行歌として、支持者の心に残るものにはなるんだろうけど
この『ずっと』の中には音楽史へのリスペクトは全くみられない
マーケティングリサーチで「今の若者が反応する」とされた、
調味料を固めたものに過ぎない

あまりに「売れるもの」を作ることにのみ意識がいって、
歴史をなおざりにしてるうちに
知らず知らずに歴史の遺産を盗用しても
盗用の自意識すらもない、て状況になってしまったのだ

そんな上澄みの固まりの音楽が溢れてくると
そりゃあ皆音楽を買わなくなるよね
YouTubeの普及などと共に、どのみち抗えない流れではあるけどね


*****

じゃあ、パクることは良くないから辞めましょう
て話じゃないよ

さっきのパン屋の話と一緒

どんな音階で
どんなビートで
どんなテンポで
どんな音質で
どんな構成で、、、
ていうだけで、もっともっとあらゆる方法が世の中、歴史上みてもあるわけ

音楽でもって、自分の存在表明をしたいのならば
切ない系の、ABサビ、みたいな形の再生産ばかりしてないで
もっと歴史上の先輩方の音楽の影響を打ち出してもいいんじゃないかな?と
もっといい「パクり方」をすべきだ!てこと

最初に提示した、今回の盗作騒動で想定されること1のように
もし「わざと似せて作った」んだとしたら
似せ方が下手過ぎ。
だって元ネタまんまになっちゃってるでしょ?
音楽愛/先輩へのリスペクトのないパクリ方ってこと

山下達郎さんだって、先日惜しくも無くなられた大滝詠一さん、佐久間正英さんだって
あらゆる先輩方は
「あの要素にあの要素を掛け合わせて・・・」みたいな
素敵な「パクリ方」を実践して来られてる訳で、
そのパクる組み合わせが、結果独自性を産んでいる、訳

・・・・てウンチクばかりでも何なので、実例を

その噂のoriginal loveこと田島貴男さんも紛れも無く、
素敵なパクリ方を実践して来られた方です

例えば『接吻』の翌年に出た『風の歌を聴け』というアルバムの収録曲に
俺の大好きなパクリ曲、言葉が悪いか?
オマージュ曲があります

original love "It's A Wonderful World" (1994)



この曲、田島貴男氏が当時ラジオなどで盛んにファンであることを表明していた、
Curtis Mayfieldへのオマージュ曲なんです(たしか)

Curtis Mayfield "Back To The World" (1973)



どうよ、この距離感
20年前の大好きな曲へのオマージュとして最高じゃない?
"World"だけタイトルは引っ張って来てるしね

実際俺はoriginal loveを聴く事で、
田島貴男さんがCurtisを推薦してることがきっかけで
Curtis Mayfieldという過去の偉人のことを知り、かつ好きになった経緯がある

これは「パクリ」ではあっても、
決して作者から訴えられることはない
むしろ喜ばれるタイプの「パクリ」

こういうスケールで音楽を捉えている田島貴男さんが素晴らしいし
そんな氏だから、
多分今回の盗作騒動では本人自ら訴えに来ることはないと思う
(事務所なり出版社なりは分からないけどね)

音楽愛ってのはこういうこと

音楽をあくまでビジネスツールとして
コンテンツ制作としてしか捉えてない
もしくはそうとしか見えない動き方しかしていない
そんな音楽を耳にする度に残念に思う

そしてそんな奴らには言ってやりたい

君らは口では「感謝感謝」と言ってるけど
先輩に全く感謝してないでしょ?

 
 
 
 
PS:最後の行が的確じゃなかったのを修正しときました
「爺ちゃん婆ちゃん(の世代)を全く尊敬してないでしょ?」
てのも当たってると思うけどね 笑
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by jazzmaffia | 2014-03-02 23:59 | ひとりごと | Comments(0)