<   2017年 10月 ( 6 )   > この月の画像一覧

#衆院選2017 後のひとりごと

#衆院選2017
台風21号が日本列島直撃という最中に開票が進み、
やはりというべきか
いや想像以上の形で
自民党の圧勝で終わってしまいました
改選前とほぼ変わらずの
憲法改正に必要な2/3の313議席も自公で獲得するなんてところまでは
正直想像してませんでした

投票率は51%程度とやはり低かったというのもあるものの
個人的な驚きは、10~30代の自民党支持率の高さ
選挙後の窓口調査のこんな結果が発表されていた

d0094512_19423695.jpg
専門的な分析は
各種専門家に任せるとして
個人的に思ったことをまたメモがてら記しておく

簡単に言葉にすると
これも
「反知性主義的な感覚の結果」
じゃないかと

昨今多用される「反知性主義」というワードも
今や解釈が微妙になってきている気もするので
より噛み砕いて言うと
「ぱっと想像のつく方へと流れる」
ということではないかと

例えば北朝鮮情勢一つをとっても
その実はいろいろややこしい問題をはらんでいて
一朝一夕で片付く問題じゃないんだけれど
ミサイル発射を連発される現況からすると
「自分の国は自分で守る」「守り抜く」
というポップなワードについなびいてしまう

これからの経済・日本社会のあり方を考えても
バブルこそ経験していないものの
10代20代も思いっきりアメリカ的資本主義社会で生きてきている訳で
かつその流れの教育を受けてきている訳で
「リーダー不在」の不安、みたいなものも彼らなりに感じて生きてきている訳で
曖昧なことしか言ってくれない先生・親に対する不満も溜まってきている訳で
そうなるととりあえずポップな言葉を並べて
勢いと圧力だけは半端ない安倍晋三
そしてアベノミクス及びその結果としての経済成長を掲げている自民党に
つい、、、
てなっちゃうんだろうな

だってどんな問題も少し勉強するとわかるのは
明快痛快な正義の解決法なんて存在しないってこと
グレーゾーンしかないんだってことなんだけど
それを説明してこなかった大人たち、教育がこれまであった訳で
何かっつうと「How To 〜〜」な感覚になりがちな訳で
「それをやるとなんの役に立つの?」て因果応報をカネに換算しちゃいがちな訳で

それじゃいかんと
グレーゾーンの説明を順序立ててしてるうちに
その説明が耳に入らなくなってきて
「つまるとこ何なんだ?」
と単純な解が欲しくなってきて
「それはね、**が悪いんです。」
「美しい国を取り戻しましょう!
などなど、
ポップな断言をする人
皆さんどうしてもなびいちゃうんだよね
つまり小泉純一郎以降ってことなんだけどね

「この世界はそんな単純じゃないんだ
ラスボスはどこにもいないんだ
所詮カネか?誰かの陰謀か?
そりゃ解りやすいがそれだけじゃないな」
from Rhymester "Choice Is Yours"

本当そういうことだと思う
誰かのせいにしてみたり
陰謀論に帰着して思考停止に入ったりするのは
これからのことを考えると本当よろしくないと思う
そうやって思考停止になった「反知性主義者」たちこそ
賢者の陰謀の結果じゃないか?とも思っちゃうけどね

世の中そんな単純じゃないからこそ
勉強する面白さ、楽しさがある
そしてその学びの果てには視野が広くなったという実感がある
いろいろと見えてくる
あやふやなものを言語化出来ることというのは
生きていてどれだけの充実をもたらしてくれるか?
というのは伝えていきたいことだね

残念な選挙結果
これからいろいろ不安が渦巻く選挙結果ではあるけれど
今の国民を少なくとも半分は反映した結果であることは確かでね
投票を棄権した人たちが自分たち側と同じ意見という保証はない
むしろ学びを放棄した、閉じた、教えることが困難な人たちかもしれない

出来ることをコツコツとやるしかないね

俺は今後も
音楽活動を通して
音楽の面白さ、深さを伝えていくこと
結果としての
「学びの面白さ」
を伝えていければいいな
それが「反知性」的な感覚からの脱出
後押し出来るかもしれないしね

「何だこれ面白い!」「でも一体どうなってるんだこれ?」
という音楽を見せて聴かせていかねばならないってことだね

これまでも
これからも
それしかないな
それしか出来ないしな
、、、と再確認なアフター選挙アワーズです
 
 

[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-23 20:23 | ひとりごと | Comments(0)

衆院選2017投票前夜のひとりごと

いやぁ、、、
今回ほどうんざりする、困った選挙もないなぁ
まぁ最近ずっとそうだったと言われればそうだけど

明日の結果がどうなるか
メディアは与党自公圧勝と予想してるが
投票率次第ではわからない要素もあると思う
そんな中
何年後かに
「あの時の選挙は俺は何を感じ、何を考えていたか」
を振り返れるようにするために
メモがてら頭の中のもやもやを記しておく

*****

■1 与党について
まず
安倍晋三首相がひどすぎるのは
多くの人が感じている(はず)
なんだけど、なんとなくつけるテレビでの報道では
そこが伝わってこない

こうしてまとめてくれている人がいると明らかなんだけどね
「日本社会が『ウソの氾濫』を許すか否かを問う選挙 
山崎雅弘(戦争・紛争史研究家)
http://politas.jp/features/13/article/597

東京オリンピック誘致の時の原発にまつわるウソに始まり
その都度
「国民に丁寧に説明していく」
と言いながら通した法律の数々・・・

それをただ「その発言のまま」報道するメディア
「その説明ってまだですか?」と問うメディアがない感じ
そしてこのまま自公が過半数以上議席を獲得しようものなら
「国民の支持を得たということ」
=「説明の義務は果たした」
と言い出しかねない、いやきっと言うだろう

確かに俺自身も、多くの人も
このご時世、記憶力の低下が著しいのは確か
結果、
「ちゃんと公約、発言に対して責任を持ってやっているかどうか?」
というチェック機能が俺を含む国民になくなっている側面も否めない

実際、音楽仕事現場でも
「筋を通す」ことを気をつけてる人よりも
「その場の勢い」がある方が目立つ
結果、仕事を獲得していく
という傾向にあるのを感じているしね

俺が思うに、
第一次安倍政権の時は
彼自身「筋を通そう」としてたような気がする
(気がするだけだけど)
で、その結果体調を崩して終了となる
そして彼自身が感じたんじゃないかな?
「筋を通すことよりも、その場で言い負かす・言い逃れることさえできれば
選挙は勝てる・支持率も保てる、それが現代なんだな」

誠意を持って約束を守ろうとするってことは
実現時にいろんな難関にぶち当たり、
それが元で支持率が下がってしまいかねない
(民主党政権の時がそうだったのを横で見ているわけだし)

それよりは、
とりあえずその場その場のクリアだけを考えて
着々と自らが目指す「憲法改正」「対米自立(対米従属に見せかけてからの・・・)」
を進めていけばいいんじゃないか?と
どうせ国民は半年も経てば覚えてないし・・・と
いわゆる反知性主義と呼ばれる現在を利用しようと

そう言うモードで第二次安倍政権が始まったら、
投票率が50%くらいの中の25%の支持で始まったはずなのに、
(つまり国民の1/8、12.5%しか支持してない勝利だったのに)
支持率が50%越えをしちゃうというよくわからない支持を得て
ぐいぐい長期政権となってきてしまった
と言う印象を俺は持っている

自分の周りの
SNSを利用している音楽家およびその周囲の人種は
ほとんどが安倍政権反対、に見えるんだけど
あくまでそういう空気感なだけで、
「実はあの人策士だよ。俺は評価してるんだ。大きな声では言えないが」
という人もちょろちょろいたりするんだよね

キャッチーなコピーを多用することで
つい民意を得てしまう感じは
まさにある種のJ-POP
深みのあるものなんてなかなか求められてもいないからね
(ま、最近は少しずつだけど変わりつつはあるけどね)

さすがに俺は評価できないな
虎視眈々と、利用できるものは利用して
と動いてたとしても
この
「国民をバカにする」
「バカなままでいてくれ」
というスタンスの政治のあり方は嫌だ

という意味で
自公過半数、いやせめて2/3に達しない結果だけは望む
そっちの反知性主義的な暴走だけはいやだから

公明党はもう少しブレーキをかける側で機能してくれないものかなぁ・・・

*****

■2 希望の党
これはすでにメディアでも言われてるから
いや言われてるから逆になんともなんだけど
少なくとも失速なのは明らかだね

メディアを味方につけて夏の都議選を大勝に導いたが
今回はメディアを敵にしてしまった感がある

ただ小池百合子は空気読みはしっかりしてる
しばし様子見つつ
時間をかけてまた次の手を・・・
と考えてるであろうことまではわかる

でも、、、
なんつうか、都議選にまつわるあれやこれは
「俺も騙されたなぁ」
という印象はある
ま、自民に勝たせなかったことに関しての評価は揺るがないけどね

実際彼女も言うことをコロコロ変える
筋を通すよりも、その場のウケ狙い
で進めていく
つまり安倍晋三と大差ないことには違いない

という意味で彼女もまた
「国民をバカにしている」「バカのままでいてもらおう」
というスタンスに相違ないがゆえ
もう支持できない

*****

■3 立憲民主党

そうなると、俄然注目を集めたのが
枝野代表率いる、この度急遽誕生した
民進党→希望の党への吸収を拒んだ人たちによって作られた
立憲民主党なわけだけど
これも例えばこんな記事がある

「菅直人内閣が史上最高と思う人は立憲民主党へ」
八幡和郎(評論家・歴史作家)
http://agora-web.jp/archives/2028992-3.html

八幡さんはその他いろいろ立憲民主党の矛盾をいろんな記事で書かれているが
つまるところ立憲民主党の彼らもまた
「当選を最大の目標」とした、
政策や意見をコロコロ変える人たちの集まりだということがよくわかる

現在こうして注目を集めて、
なんならば野党第1党になろうとしているのは
まさに都議選の時の小池百合子手法を奇しくも実践できてるからだね
都議選の時は自民の古株内田茂氏を「都議会のドン」と呼び、
「古いしがらみ政治からの脱却」を訴えた小池百合子側の勝利に導いた
つまり
「敵を作る」→「我々は被害者」
という訴え方

そうなると弱者をつい応援したくなるのが日本人
「そんな我々こそ日本を変えるのです。
右や左じゃない、上からか下からかなのです」
と言う類のことを枝野氏も演説で言っている
そうやって私は「国民側、あなたの側にいるんですよ」
と言う手法

まぁ、「都民ファースト」小池百合子と同じ手法ってことだね
まだ上記他二党よりはましな気もついしちゃうんだけど
なんとも積極的に支持はできないな


■4 他の党?もしくは白票?棄権?
他の党、となるとあとは
共産党とか社民党、維新などは
やはりよく言われるように
万年野党がゆえの
「票をもらえそうな公約」
を、ずっと掲げている
という筋は通してるけれど
支持したいという党はないな

だったら「支持政党なし」なんてふざけた政党の方が
面白いかも、なんて正直思っちゃう

真剣に考えるなら
こんなアイデアもあるんだね

「東浩紀氏の選挙棄権運動」
http://blogos.com/article/248241/

一般的に考えたら、
白票や棄権は、有利な政党をより当選しやすくするだけ
ということなんだけど
例えば、先日話題になった、
スペインのカタルーニャ地方の独立の賛否の投票だけど
90%が賛成!というのばかりピックアップされがちだけど
実は60%の人たちが棄権をしていたらしく
結果、投票自体が無効ということで国が動いているらしい

つまり棄権する人が極論、8割9割なんて状況があり得ると
それを持って政権へのNOを突きつけられる、、、かもしれない、しれなくはない、と

*****

でも、俺は投票しようと思う
それも白票ではない形で

その際にすごく参考になる話がここにあったので
それを参考までにリンクを貼っておきます

「3つの投票方法」
http://politas.jp/features/13/article/600

支持政党もなく、でも日本のためにもどうにかしたいから投票したい
という人には参考になります
1.65歳以上に投票しない
2.女性に投票する

最後の
3.サイコロの目で決める

はさておき、
最初の二つだけ守る
という原則で投票するだけでも意味がある
と俺も思う
それこそ「今後の日本のためだ」

。。。。

■5 最後に
あぁぁすごく長くなっちゃいましたが
すでに混沌とし始めている世の中
さらに混沌としようとしている世の中
でも実はこれでも日本は悪くない状況でもある
現状はまだ仕事は全然あるわけだし
悪い方に向かおうと政治家がしているだけ

個人的に大きく不満なのは
どの政党も、なんならば宗教系なところも含めて
*少子化を大きな問題と捉えていること
*経済成長をどう実現するか?を公約に掲げていること
ですね

少子化はまぁ問題といえば問題ですが
対策は必要でしょうが
結果が出るのはなんなら10年以上先だと思うんですね
もう今の時点で人口減少は確定的なんです
どこまで下げ幅を調整できるか?でしかない

だとすれば
国民総生産GNP・国内総生産GDPが下がるのはもう当たり前
大事なのは一人当たりのGDPであって
総生産ではないよね?
国としては税収が減るから
下方修正を嫌がるから
このしょうがない状況にもかかわらず
無理くりな「経済成長」を掲げている

むしろ思想家内田樹氏も経済学者水野和夫氏も言っているように
俺自身このブログでも何度も言ってきてるように
これからは「定常経済」という考え方にシフトしていかなきゃいけない
そうした
「想像できる」未来像
を示してくれる政治家が出てくるまでには
まだまだ時間がかかりそうだな・・・

でも、
投票には行ってきます!!
さあどうなることやら・・・

[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-22 01:23 | ひとりごと | Comments(0)

19日木曜日はfree soul piano vol.3

d0094512_13443025.jpg
10.19木曜日
気づけばマンスリーになっている
SWING-Oソロピアノな夜
free soul pianoのvol.3でございます

数年前からじわじわThelonious Monkなモードになってきて
なんならば睡眠学習的に寝る前にこのアルバム"Thelonious Himself"(1957)を聴きながら過ごして
俺の聴覚&脳にモンクの魂を少しずつ注入してきて
やっと最近数曲、イメージに近い形で、コード譜も見ずに弾けるようになってきました

音楽って「聴き込む」ことが大事だと
日に日に実感してるんだよねぇ

小さい頃からピアノは弾いていたから
もともと耳はまぁまぁいいと思うけど
だからってこうした特殊な音楽はいきなりは耳でキャッチできない
絶対音感はここでは関係がない
「どれだけ聴きこんだか?」
「どれだけ演者の魂に触れようとしたか?」
だと思う

昨日会った、bar musicの中村智昭氏が
コーヒーの作り方について熱く語っていた際に
温度湿度いろいろあるけれど
「つまるところ、豆に聞くしかない」
なんてことを笑いながら言ってましたが
何事も究極そこになると俺も思う

今回も数曲、Thelonious Monkは弾いてみようと思う

祐天寺の素敵なお店
FJ'sにてお待ちしております

“free soul piano vol.3”
■SWING-O
■Date : 10.19(Thursday)
■Time : 19:00 open / 20:00 start
■Place : FJ’s
■charge free & 投げ銭!

今回はスペシャルゲストに
スーパーベーシスト岡雄三氏参戦が決まりました
諸事情で現在「声」を失ってしまった兄貴ですが
散々一緒に飲んできた兄貴ですが
一緒に演奏するのは実は初めてかも?
ピアノソロ半分、共演半分な構成で行こうと思ってます
お楽しみに!!

FJ’s HP
http://fjslive.com/


[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-15 14:01 | 最新Live情報 | Comments(0)

10.12木曜日はMy Favorite Soul!

今週10.12木曜日
SWING-Oが主催する
9年目になるSOULなイベント
My Favorite Soulでございます

今回はまた面白いゲストをお迎えしております!!
まずはこちら
d0094512_17151584.jpg
オルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニスト斎藤たかや
シンガーのNana Cantarinaの二人によるラテンduo
それがDos Latidosです

ピアノと歌だけで奏でられるラテンサウンドは新鮮です
ラテンの名曲はラテン以外のフレーバーを入れて奏でられ
誰もが知ってるスタンダードをラテンフレーバーに落とし込む
このサウンドは必聴です!

こちらでアルバムのトレーラーを試聴できます
https://youtu.be/Q_8y1dGUOCE


そしてもう一組が
日本を代表する女性タップダンサーのこの方です

d0094512_17202831.jpg
安室奈美恵、MAXなど数々のアーティストのバックダンサー&振り付けをしてきたジャズダンサーでもあり
近年はタップダンサーとしての活躍が目覚ましい、素晴らしいダンサーです
こんな、コンテンポラリーダンスとタップダンスの融合なこともやってらっしゃいます
https://youtu.be/3AutJEKhyqY

そんな彼女の今回のライブのバックは
我々45trio&スーパーギタリスト二宮純一が務めます
これも楽しみです

さらにはこのふた組のコラボもしてもらいたいな、なんて思ってたりもします
この日にしか見れないことがたくさんです
すでに参戦表明していただいている他のダンサーも多数おります!!
きっといろんなマジカルな時間がたくさんあることでしょうw

My Favorite Soul 秋の陣
21時オープンの朝までの開催です
終電24時くらいまでがライブタイム
深夜にはスペシャルセッション
という流れです

平日の夜を、みなさん、
ちょっとだけ無理してみませんか?



d0094512_17281833.jpg
d0094512_17282705.jpg

“MY FAVORITE SOUL”

bpm under100 -soul,hiphop,jazz-

21:00-all nite /charge 2,000yen
Hosted by SWING-O

■Special Live
Dos Latidos 二人ラテンユニット
https://7musica.wixsite.com/2latidos
當間里美 : Tap Dancer

■Resident DJs:
SWING-O
ROCK-Tee(Woody-Wood Studio)
横山龍助(Rare Drops)
DJ bara(peanuts pro.)
BEat-taku-around(来音食堂)
DJ TATSUTA
NELLO(月歩-Gheppo)
君嶋麻里江
二宮純一(Speacloud)
米元美彦 今回は欠席です
CHICK-D
Luiger
Satoshi Fukuda(福田録音) 今回は欠席です
and more…

■Live Paint:KIO(optimystik) and WAIFone

■BATICA HP
http://www.batica.jp/







[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-10 17:31 | 最新Live情報 | Comments(0)

SOUL CAMP2017のErykah Baduはすごかった

d0094512_16353161.jpg
SOUL CAMP 2017
10.7@豊洲ピット
Erykah Badu はダントツ圧巻のライブだった

1回目がLauryn Hill
2回目がJill Scott
と言う見たすぎるヘッドライナーがありつつ
幸か不幸か仕事で行けず
3回目にして今回初めて行くことができました

裏のルートをどうこうすれば入れたんだろうけど
素直にチケットを購入して、家族で行ってみることにした
何せ目当てのErykah BaduはBillboard Liveではチケット43,000円もするという
「そりゃねえよな」「金に困ってるんじゃない?」「最近すっかり太っちゃっていまいちらしい」
などなど、行かなくて済むような情報ばかりつい集めてしまっていたが
でも、行ってみることにした
Roy Ayersもいるし、Brand Nubianや DJ Spinaもいるし、
何よりSoul Campの空気感を味わってみようと思ったから

d0094512_16365922.jpg
好きな曲も多数あるものの
やはり懐メロ感と第一線ではすでにない感溢れるBrand Nubianはさらっと見て終了

d0094512_16372987.jpg
そしてRoy Ayersもなんというか、場違い感をすごく感じた
やっぱ長年Blue Noteクラスの箱でやってきてると
どうしても不要な「セッション」性が強くなるんだなぁと
少ない曲数をソロ回しで時間を伸ばして、無理くり盛り上げてる感が否めず
せっかくヒップホップ大ネタでもある
"Running Away"
"Everybody Loves The Sunshine”
とかやってくれても
だらだらとしたセッション的演奏のせいだろう、
「ネタをやってる!」というのが観衆に気づかれていないようでもあり
もったいなかった

、、、という、まぁ懐メロ系アーティストばかりなイベントだから
こういう空気感は仕方ないよな
と思いながら迎えたErykah Baduライブだった

d0094512_16114556.jpg
もう登場前から空気感が違う
20分くらいは押したが、
すんなりその圧巻の時間は始まった

2年前のmixtape"But You Can't Use My Phone"からと思われる
Hello、Tyronを下敷きにした"Can't Use My Phone"などが混じった
今っぽくエレクトロでアブストラクトな音が流れ、
VJも加わり
キメの部分にバンドが加わることでいきなり耳と目をK.O.された

オーディエンスも絶叫だ
「エリカさま〜〜〜〜〜!」
やばい
俺もそんな気分だった

そこからはあっと言う間の90分だった
そんなにやってくれるとは思ってなかった
以下、印象に残ったことを列記していく
(メモをとってた訳じゃないので、順番が定かじゃないから)

以前からエリカ様がやっている手法ではあるけれど
左手でサンプラーを叩き、しばらく一人で遊んだあと
「ドンドンドドドドドンドンドン」とやったら即"On And On"
「ドンドカンドドン」とやったら"Love Of My Life"
これは始まった瞬間の高揚感が半端ない

エリカ様の手つきは毎度ながら美しい
デビュー前からヨガをやっていたという話もある
ちょっとした手の動きに目を取られ・・・
今回はやたらとウサインボルトの勝利の決めポーズをやっていて笑えた

そんなちょっとしたポージングの合間に
2回ほど服をめくってお腹を見せた
(意外としまっていた 笑)
で、2回ともそのあと恥じらう表情をする
それがまた可愛らしい、、、
タオルを客席に投げるふりをしてはやめてみたりして、ニヤッとする
それもまたいじらしい、、、
、、、て今確認したら、今年で46歳なんだな、可愛い46歳

前半のMCでエリカ様が
「私のライブをみるの初めてな人はどれくらい?」
と聞いたら
8割方の人が手をあげて、驚いていた
そして「80年代生まれの人は?」「90年代は?」などと聞いていく
細かいMCは聞き取れなかったが、
そんな新規の若い客が多いことを知って俄然スイッチがオンになったように見えた
「あなたたちが小さい頃、もう20年も前の作品よ、Baduizumから次の曲」
そして始まった"Apple Tree"
そこからの気合が半端なかった

どの曲も全くもって普通にやらない
イントロ〜途中までは原曲がわかるようにやるんだけど
エリカ様の合図"Hold On"でどんどんブレイクして
一瞬のアカペラを挟んで、またバンドインする
という流れが随所に織り込まれ
間にまた別な曲のネタ挟んだりしてた
どの曲の合間か忘れたけどAaliya"Rock The Boat"も挟んでたね
そう、MC中にバックバンドが小さくSnoop Dogg"Ain't No Fun"を弾き始めて
"Stop"とバンドに注意したと思ったら
そのまま"Ain't No Fun"を歌いだす、なんてくだりもあったね
つまり、
セッション感
場数を積んだバンド感
一体になった演奏だったということ

俺は真ん中後ろのPAブースの横にいたので
エンジニアの動きもちょろちょろ見てたんだけど
エンジニアもエリカ様の動きをずっと見ながら聴きながら
テンポチェンジしたと思ったらすぐタップして
いつでも演奏に合うDelayを出せるようにしていた
つまりエンジニアも一緒になってセッションしていた
そして音がいい感じだったな
一緒にいた福原美穂ちゃんもそこをまず感心してたね

ベースが一番下にいて
ドラムが少し上のような音像だった
中域をキーボード類と歌が占める

EQ処理も黒人エンジニアらしく、結構大胆にカット&ブーストしてる感じだった

<<追加>>
そう、照明とVJも音楽の成り行きを見ながら変えて、合わせに来てました
つまり照明とVJも一緒になってセッションしていました

そうそう、驚きだったのは、
同期は今回ほぼ使ってなかったと思われること
ラップトップをもったDJ的な人が二人ステージにいたので
必要なネタは、タップでテンポを合わせながら出していたのではないか?
と思われる

完全再現よりも
エリカ様の気分次第でどうなるかわからない
という形を大事にしよう!
というスタンスが全体で共有されているように見えて好印象

そして上記のようにこの日はめっちゃ機嫌がよかったもんだから
余計にいろんないい瞬間が生まれた
もちろん「おっと、大丈夫か?」みたいなスリリングな瞬間もいくつかあったけれどね

そして驚いたことに
気分のいいエリカ様は"Bag Lady"のくだりで
ついに客席に降り立って
客に「ooh oh」とサビのハミングを歌わせ始めたのでした

*****

■総括■
そんな感じ
もう最高としか言いようがないステージだった
ネオソウル系で言うなら2年前のD'angeloもよかったが
それはRoy Ayersで言ったところの「セッション感」の方が強くて
でも人力が半端ないからよかったんだけど
今回のエリカ様はバンド全体をアジテート&コンダクトする、
まさに女James Brownのような形

そこに今っぽいエディット感、
過去から現在までのSoul,R&B,HipHop愛が散りばめられている
エリカ様のご機嫌次第で大きく変わることが予想されるライブのあり方ではあるけれど
それでこそ「ライブ」だ

46歳を迎えられた素敵な姉さん(俺より年下だけど敢えて)ならではの
ワンアンドオンリーなライブ
すでに代表曲が何曲もあるからできるスタイルではあるだろう
もともとそういう傾向はある人だけど
2007年のNew Amerykahからより顕著になった
mixtape的な制作手法
それを生ライブでどう表現するか?
という探求の一つの答えを見せてくれたように思う
まさにmixtape的なライブ

そこに必要なのはテクノロジーを駆使する人力
テクノロジーによる、再現力ではないところが
俺のようなミュージシャンからしたら好印象、
というか一つの理想的な音楽のあり方だなぁと

腕を磨かないとこれはできない
音楽好きでいろいろチェックしてる人じゃないとこれはできない
そこがいい

今日明日はBillboard Live Osakaで2days
今日明日のエリカ様のご機嫌は如何なんだろう?

迷っている方は4万円、高いけど
これは見ておくべきだと言っておきます

[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-09 17:40 | Live Report | Comments(0)

ネットラジオ番組「ウタウピアノ」更新しました vol.11

d0094512_23521589.jpg
SWING-Oがナビゲーターを務めるネットラジオ番組
「ウタウピアノ」が更新されております
もうvol11ですね!
次回でちょうど一年です!!



今回のゲストには
最近セカンドアルバムを二枚リリースしたばかりの
若きソウルバンドWONKから
江﨑文武(アヤタケ)氏をお迎えしました!
WONK HP

昨年1stアルバム"Sphere"で自主レーベルからデビューし
CD Shop Award2017に選ばれるなど
いきなりの大ヒットを記録、、、
、、、てところで数多のメジャーレーベルからの誘いがあったにも関わらず
今後とも自主レーベルからの活動を発表しちゃう感じが素晴らしい
そんなバンド&レーベルのデザイナーでありメッセンジャーでもある、
アヤタケ氏との対談&連弾はなかなか面白かったです

俺とはふた回りも下ですからね
そしてさすがな今時の若者!!
クールだけどめっちゃ内に秘めたる熱いものがたくさんある感じ
彼らの音源とともにぜひチェックしてみてください

&感想を含めたメッセージもぜひお待ちしておりますw

jjazz.netはフリーでいつでも聴けるインターネットラジオです
このvol.11は10月後半まで、いつでも何回でも聴けますよ

https://www.jjazz.net/programs/casio/
こちらにアクセス!!

[PR]

by jazzmaffia | 2017-10-01 00:06 | #SOUL大学 | Comments(0)