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Review : 『漂白者のアリア』〜藤原義江、日本発のオペラ歌手がいたなんて

いやー読書は面白いですね(水野晴郎風w)。それも、古本屋で何となく目についた一冊100円のものからこんな面白い史実を知ることになるとは。そんな一冊になりました。


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『漂白者のアリア』古川薫 著
(1993年 直木賞受賞作)

 1898年に日本で生まれた英国人とのハーフで、のちに世界で活躍するオペラ歌手がいたなんて不勉強にも知らなかった。1976年没とあるからギリ俺が生まれた時にはまだご存命だったということで、そう思うだけでも、まだまだ俺の預かり知らない歴史があることを知って読書の面白さを再確認することになった。

 ちなみにこの本はフィクションとなっているが、史実・キャリアに即した内容になっている。司馬遼太郎的な記され方と言えばいいだろうか。生まれ育ちから想像して、あと記録に残っているものを参照しながら主人公像を立体的に描いていくもの。一気に100年前の世界にグイグイと引き込まれました。 #古川薫 今回初めて読んだけど、江戸時代〜幕末〜明治あたりを素材にしたものが多い方なんですね。それこそ坂本龍馬の本もある。

 この本の主役は #藤原義江 (ふじわらよしえ)、名前が女性的であるが、男性である。日本に来ていた英国人貿易商の父と、下関の琵琶芸者の母との間に生まれた彼は、悲しくも望まれざる子だったようで、幼い頃から色んなところに預けられては逃げ出したり問題を起こしたりして、学校も転々としたり時にはホームレスのような日々も過ごす。そこから歌と出会い、その、ハーフであるが故の美声を武器に徐々にキャリアを伸ばしていく、、、というのがざっくりとした内容。とだけ記すと単なる伝記本のように思われるかもしれないが、彼の性格上起きてしまったことが次々と出てくるから飽きずに読めるのだ。
 
 100年以上も前にハーフはまだまだ珍しいが故、どれだけ生きていくのに苦労したのか?日清日露戦争〜二つの大戦などを経る間に、どれだけ世情に振り回されたのか?あと両親に見放されたと思って生きていく腹いせのように、数々の女性と浮き名を流したりする様を見ていくだけでスリリングでもある。美声と独特のハーフの容姿を武器に、後先考えずに突っ走るが故に成し遂げた成功とトラブルの数々。周囲の女性からしたら迷惑でしかなかっただろうけど、美声と美男子っぷりに振り回されてしまう姿は下手なドラマよりも余程面白かった。実際彼の元嫁の一人である #藤原あき は後に政治家にもなったようで、、、藤原義江、俺は全く知らなかったがある程度の年齢の方なら誰もが知るほどの有名人でもあったようだ。芸能誌に追っかけられるほどのスキャンダルもいくつも残していたようで、、、

 彼のことが現代の音大などの教育でいかほど紹介されているのか?は俺も全く知らない。でもこうした、日本から世界で活躍した歌い手がいたということを知れてよかった。まだまだ1940年代以降のポップス史でも俺の知らない、世界で活躍した人がいた史実は沢山あるんだろうね。

 彼の歌唱の中でも特に海外で人気だったらしい、「荒城の月」のオペラ的な歌唱はSP盤のレコードにもなっているようで、YouTubeなどで聴けます。時代を感じながら聴いてみましょうか。




# by jazzmaffia | 2026-03-07 19:20 | SWING-OによるReview | Comments(0)

SWING-OはFLYING KIDSを離れます(3.6.2926)

ご報告です
本日発表になりましたが、
SWING-OとElliは4月のツアーを最後に、
FLYING KIDSとしての活動から離れることになりました。

個人的には2014年からサポートの形で、
2017年からはメンバーとして関わらせてもらいました。
一緒に作った曲は
"ファンキースター"
"明日なんて忘れちゃおう"
"ウスアカリ"
"アソボ"
"ワレメユニバース"
"メタモルフォーゼ"
"パンとバラ"
"ステッパーズ"
などですね。うん、特に"ファンキースター""アソボ""パンとバラ"は今でもお気に入りですw
浜崎貴司とSWING-Oのマジックが起きている曲だと思います。
11年強、決して短くはない濃密な時間、メンバーの皆さん、関係者、そして暖かく迎えてくれたお客さん、ありがとうございました!!

ひとまず現在決まっている4月のツアーで持って「コールドスリープ」とさせていただきます。
何はともあれ、是非最後の勇姿を目撃しに来てくださいね

→ツアー情報などはこちら
https://fk6.jp/?p=2753

4.4(土) at Veats 渋谷
4.16(木) at 名古屋TOKUZO
4.17(金) at 大阪心斎橋Music Club JANUS
4.19(日) at 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
4.25(土) at 福岡DRUM SUN
4.26(日) at 熊本Django

★オフィシャルコメントはこちらになります
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# by jazzmaffia | 2026-03-06 15:50 | FLYING KIDS | Comments(0)

Bruno Mars 新譜"The Romantic"がいいねぇ

Bruno Mars 新譜\"The Romantic\"がいいねぇ_d0094512_18164998.jpg
 来たーー#BrunoMars 新譜"The Romantic"

 おおよそラテン系で来るだろう、と俺も含めた多くのソウルマニアたちの想像通りな側面もありつつ、でも「ここまでレトロ側でくる!」とは俺は思ってなかったな。あ、でも先行シングル"I Just Might"のバンドサウンド具合からは想像すべきだったか。

 なんならブルーノは本当はカントリー系アルバムも考えていたと自分は想像していたんだが、 #Beyonce が作ってしまい、かつグラミーも取ってしまったので、その方向のアクセルは弱めたんじゃないかな? #LadyGaga との1曲はあったけど、そこでやめて、結果 #SilkSonic よりも「もろ70s」なサウンドと楽曲方向性で仕上げてきた。チカーノソウル的でもあり、Boogalooもあり、と思ったら #CurtisMayfield "Move On Up"風や #TheOjays "Back Stabbers" 的なのもあり、、、でも確かにここら辺のソウルクラシックも当時のラテンを通過したもので、、、、、、

 いやー聴きながら「ニヤニヤ」が止まらないなぁこんな「次作予想」をしたくなるアーティストでかつアーティストからの返答が絶妙!というのはミュージックラバーとして最高な存在だなブルーノマーズ!!予約したレコードが届くのも楽しみ!!

 俺も頑張ろ!!!と思うのでした

# by jazzmaffia | 2026-02-27 18:18 | SWING-OによるReview | Comments(0)