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Curtis Mayfield "Move On Up"の誤解

Curtis Mayfieldの代表曲の一つ
"Move On Up"にまつわる話をお届けします

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"Move On Up"
The Impressionsを経て、
Curtis Mayfieldがソロとなって初めてリリースした、
このアルバム"Curtis" 1970に収録されている曲で
アルバムから二枚目のシングル曲でもある人気曲
一応原曲を聴いておきますか


で、これの何が「誤解」か?というと
一拍目の解釈の勘違いが巷にはびこっているってことです
この原曲のグルーヴがあまり一拍目を強調されていないグルーヴ
(レコーディング時にドラマーが勘違いしていた可能性も??)
というのもあるんですが、
結果、有名な解釈はこれですね


そう、このキャッチーなホーンセクションのフレーズの頭を
一拍目とする捉え方が多いんです
俺自身もそう思ってました

実際2000年代のソウル〜ファンクバンドの
Lettuceのカバーも同様の解釈で生演奏してますね
イントロのドラムが4拍分あるのがその証拠ですね


You Tubeにはありませんでしたが、
村上ポンタさんが近藤房之助さんをフィーチャーして発表した、
"Move On Up"のカバーも同じ解釈でした

ところがある時、
本当の解釈はポールウェラーがやってるバージョンなんだよ!
と先輩に教わりました
それがこれ


む?2拍ずれている?
いやこれは2拍手前から「くって」始まっている!!
え、これが正解なのか!!!

ちなみにPaul Wellerが以前いたThe Jamのライブバージョンだと
若干曖昧にはなっています
拍の頭が共有できてるような出来てないような感じですね



そしてそして
本家カーティスの正解バージョンです
今年に入って出てきた、
あの"Curtis Live"1971と同じ面々による、
スタジオライブ音源の中にありました
(これもドラマーが入り損ねて、やり直すくだりごと入ってます
やはり発表当時から解釈が難しかったんですかね??笑)

これの11:00くらいからみてください


・・・いやあしかしPercussionのHenry Gibsonの素晴らしさよ・・・

そう、この解釈、
8拍あるドラムフィルの、
7拍目から入る、くって入るのが正解だったんです
つまり
Paul Wellerが正解だったんです!!!

これを聴いてるとこれが自然に聴こえますが
あのKanye Westの使い方の方に耳が慣れてしまってる側からしたら
なかなか馴染めないかも???

ちなみに80年代のライブ映像もありましたね
こういう始まり方だと、より分かりやすいですね?



こういうのはミュージシャンあるあるでしょ?
どうしても一拍目が取れない
裏拍から入ってしまう!
とかあるよね?
黒いのやラテン〜サンバ系だと特によくある話です

でも
でも
この曲は
作者本人の意思に反する、
間違った解釈側の方が
ポップに聴こえるのは俺だけでしょうか???



PS
カーティス先生
スンマセン














by jazzmaffia | 2019-05-04 23:55 | #SOUL大学 | Comments(0)

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