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2019年 04月 30日 ( 1 )

「平成」はどんな時代だったんだろう?「令和」はどんな時代になるんだろう?

あと1時間で令和になってしまう、、、
、、、って気分にやっぱり、なるよね?
今宵の渋谷とかカウントダウンとか行われるんだろうか?
テレビはどうせ見なくても「平成とは!」ってな特集やってるだろう
そして視聴率争いをやっているだろう

何にせよ一年と言う単位よりは大きいくくり
一つの元号「平成」が30年と4ヶ月を経て、終わる、夜
俺の20〜40代の30年間の平成時代を振り返り、
自分なりに整理しておいてもいいだろう

平成17年の俺の写真を配置しつつ、
(変わらないっちゃ変わらないね、この時の俺は37歳)
俺にとって、と言うよりは
俺から見た「平成とは?」を振り返っておこうじゃないか

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【SWING-Oの平成史】
ここはメモがてら、なるべく駆け足で駈けぬけとこう
●1989年(平成元年)は千葉大学2年生になる年、千葉は稲毛の四畳半の自宅で迎えた平成
 工学部電気電子工学科で単位を着実に取りながらも、本気なのは「POPS研究会」と言うバンドサークル
 そして先輩バンドの「神童クラブ」ってバンド活動

●1991年(平成3年)の秋頃(俺は大学四年生)サークルの先輩でSONYに就職していた人から
「これこれこういうバンドがKyoon Sonyにいて、
キーボードのオーディションが近々あるんだけど、誰かオススメのキーボードいるかい?」
と連絡がきた。もちろん「俺、それ受けていいですか?」と返答、オーディションも合格する
そのバンドはPalladium、結果デビューには至らないものの、
西岡ヒデローや宇田川寅蔵とはこの時からの交流となる

●オーディションに受かった!と言う事実だけで、
俺の中で「ミュージシャンになる!」と言う意識が固まり、
あと卒論だけ、まで単位をとっていたのに、大学を中退することを決意
22歳にして初めての、遅れてきた反抗期 笑

●その後90年代はポニーキャニオンの「熱風音楽市場 魅惑の東京サロン」のメンバーになったり
(そのバンドは、ジャマイカレコーディングの一ヶ月前にクビになる)
いろいろバンド活動を続けつつも、基本はバイト生活
ブレイク前のLe Coupleなどのサポートをしたことも

●1999年-2002年(平成11-14年)あたりは、今は亡き Tessin(vocal&guitar)とバンドを組み、
中央線沿線での活動を中心に頑張っていた。毎週金曜日サンロード前でストリートも。
バンド名は「テッシンと彼のピンハネファイブ」「パッキャマラドスウィンガーズ」など
この頃に仲良くなったベースのDai Itoとは現在も時々ライブをやっている

●2001年から(俺が30歳を過ぎてから) 渋谷のクラブThe Roomの常連になり
そこで出会ったボーカルのKimとizanamiを結成
この活動でリリースしたEP2枚が元で俺の音楽人生が大きく動き出す

●2005年(平成17年)izanami解散、そしてソロ活動を決意
2006年(平成18年)にSWING-O名義で"ASOBI~sex soul tokyo"をリリース
上の写真はその頃のだね

●そこらへんから現在に至るまでは、ソロでの積極的なリリースをしつつ、サポート活動もしつつ
時折バンドを結成したり加入したり、リリースしたりしながらの活動ですね
(Dezille Brothers、キムウリョンと45トリオ 
そして現在はFlying Kids)

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Flying Kidsといえば
平成名物テレビ「イカすバンド天国」通称イカ天
初代グランドチャンピオン、からのデビュー
と言うキャリアなので、
もちろん俺も見てた側なので
上記の「神童クラブ」ってバンドをやってた頃は
すごく羨ましく、かつ「すげぇなぁーーー」って思っていたバンドなので
めぐりめぐってそんなバンドに加入して
しかも曲を書いたりまで出来てる自分がいる!
と思うと感慨深いですねぇ

写真は先日4月28日の、個人的にも平成最後のライブがFlying Kidsだった訳で
その感慨もひとしおでしたw

***********

すでに長文ですね、、、汗
で、本当に書きたかったのはこちらです
頑張って読んでみてくださいw

【SWING-Oから見た平成時代とは?】
●俺の世代もしくはそれ以上の世代にとっては、生活をする上では激動の時代でした
何せレコードやカセットの少年時代から始まり、MDやレーザーディスク、CD、DVDの時代を経て
今や何から何までインターネットから享受する時代に変わったわけですから

そんな、
誰もが平等に情報を手に入れられる、と言う名目の
「グローバリズム」の流れがもたらしたものってなんだろう?
ある種の便利さは俺自身も好む好まざるに関わらず享受しちゃってますが、
それによってもたらされたすごく残念と言うか、厳しい状況も多々あります

■なんでも金勘定(マネタイズ)できるようになった
→一般市民もマーケティング的な考え方をするようになった
もっと噛み砕いて言うならば
How To本などの流行、横行により、
より「回り道」「遠回り」をしないことが美学となった
と言う側面がありますね

SNSなどの一般化によって、
「いいね」の数、フォロワーの数、
個人が発信できるようになった、という側面は素晴らしいと思いますが
同時に、
すべての発信情報の価値を数値化してしまう
すべてを金勘定できるようになってしまった印象があります

挙句の果てに最近の学生は小学生ですら
「先生、これを勉強して将来なんの役に立つのですか?」
と質問しちゃうらしいですから
なんでも費用対効果的な考え方をする、
そんな大人の影響をもろに子供も受けてるわけです

「時は金なり」なんて
当初は俺もウンウンと思ってたけど
最悪な標語だなと今なら思います
だって、時間ですらも金換算しちゃおうって考え方とも言えるわけでね
人生を時給で捉えるのか?と

そうこうしてるうちに子供達の間では、
音楽よりもなんならダンスの方が盛り上がっている側面があるのは
ある程度までなら、
楽器演奏技術を習得するよりもダンスの方が簡単に、
かつ分かりやすく
他人から「すごい!」「カッコいい!」という評価をもらえるから
だと俺は思います

さらにWiki〜How To的なサイトの定番化により、
わからない問題にぶち当たった時に
携帯をみればすぐそれなりな答えを見つけることができる
と言うことの便利さと表裏一体の危険性も感じずにはいれない今日この頃です

だってその答えは、あくまで、他人が出した答えであって
「とりあえずこれを正しいとしておきましょう」という共有財産的なものにすぎなくて、
自分に合う、自分が体得できるタイプの答えかどうか?
というのは結局のところ時間をかけないと見つからないもの、体に入ってこないもの
、、、というのは散々遠回りをしてきた俺だから言えることですかね

俺は音楽キャリアとしては遠回りな人生ですが、
俺個人としては、その遠回りキャリアに感謝せずにはおれないです、今は



■文化・エンターテイメントの幼児化
これはこのblogでも言ってきたし
菊地成孔さんが「アフロディズニー」などでより、詳しく語られてますが
上記の「なんでも金勘定」社会がもたらしたことですね

なんでも数値化できるということに、音楽界はどう影響を受けたか?

1)オーケストラを使ったり、海外のスタジオやミュージシャンを使うなど、
予算を沢山かけて作ったものが1万枚売れた

2)打ち込みとボーカルだけのものを、プロデューサーの自宅で完パケしたものが
同じく1万枚売れた

、、、とした場合、レコード会社も事務所も積極的に2を選んできたんです
だってどう考えても2の方が利益率が高いですから
質より利益率が大事な時代に突入していきます
打ち込みの流行・浸透により、超低予算で作品が作れるようになったことで
利益率が飛躍的に上昇したこの時代
結果作品の乱発にもつながります

マーケティング、という言葉及び概念が巷にまで普及した平成時代でもあります
いろんな経費を削って削って(リストラ含む)
消費者の顔色を伺って
結果利益にさえつながれば、それが正解とされる考え方
、、、と俺は捉えてますが
その「マーケティング」という名目の横行・乱用によっても
没個性的な音楽作品の乱発にもなりました
「子供でもわかる音楽」=「売れる音楽」=「いい音楽」
と言う図式を説明されたことがあの頃何度あったことか、、、

そして
作品は非個性的だけど、その代わりタレント性さえあれば生きていける
そんな、ビジュアルも足してやっと「個性」が完成する
と言う音楽アーティストのあり方が標準となる

それが平成の30年間が生み出した音楽シーン、エンタメシーンだと思うんです
(注:もちろん中には面白いものも生まれてることは付記しておきます)

、、、そんな中、自分がわかる範囲だと
舞台芸術とされるものは
経費を削ると作品そのものが完成しないという側面があるおかげか
その「深み」が残されている数少ないエンタメ芸術だと思います


■音程の音楽→音質の音楽→?
平成の初頭はまだメロディーがいいものが売れる、という感じがありましたが
クラブミュージック〜Hip hopなどのサンプリングミュージックの世界的流行とともに
音質の音楽に変わっていった印象があります

だって当初俺はMary J.BligeやErykah Badu、D'angeloとかですら良さがわからなかったです
90年代は個人的には70年代音楽をDigる日々であったせいでもあるでしょう
70年代はメロディであり、コード進行であり、楽器のアンサンブルで音楽ができていて
その中で独特なもの面白いもの美しいものが売れてきた、名盤とされた時代
それと同時に、90年代当時流行っているものを聞いた時に、どうしてもこう思わずにいれませんでした
「これ、メロディじゃないね、フレーズだね
今流行る音楽はフレーズの音楽なんだ!」
と当時思ったことを思い出します

それでもどんどんHip HopやR&Bを聞いていくうちに魅力を発見しました
「あ、これはこのトラックの音質とグルーヴも込みで一つの作品なんだ!」
「音質とグルーヴとフレーズの音楽なんだ!」

2010年代にアングラを席巻し、今のメジャー音楽にも少なからず影響を与えた
DUP STEPと呼ばれる音楽を聞いた時にはこう思いました
「ついに音質とグルーヴだけで完成となる音楽が出てきたんだな」

そして平成が終わる今、令和に向かうこれからはどうなっていくのか?
良くも悪くも今はシーンが多岐に渡るようになり
サブスクリプション(Apple Music、Spotifyなど)で発信すれば世界中に届く時代
と言うことで、いろいろ可能性が広がってきた側面もあります
そこには期待しつつ、自分もそこに享受できるように頑張っていこうとは思ってますが、
今の時代の音楽の方向性を言葉にするなら
「マーケティングセンスのある人たちがやる、音質ベースの音楽
「ライブがとにかく圧巻なライブエンタメアーティスト」
「YouTubeなどの映像・タレント性先行の、音楽はなんでもあり」
あたりの3本柱て感じですかね

歌詞・ラップに関しては触れませんでしたが、
それはまた追い追い、、、笑


**********

分析的にいろいろ記してきましたが
個人的には有意義な平成の30年間でしたけど
時代読み的には、
グローバリズムと言う名の、人間の画一化が進んだ時代
だったなぁと思いますね

多様性があって当たり前の人間を、
一つのライフスタイル、一つの型にはめていく動きとも言えるわけで
日々ビジネスベースな社会のあり方には
悲観的に思わざるを得ない印象があります

俺がストレスからの脱出のために
日に日に読書に没頭していくのに対し、
時代はその逆を行ってますよね?
いわゆる反知性主義ってヤツです
「学ぶ」ことを積極的にしている人の減少は若い子達を見てても思っちゃいますね
逆に言うと大人も変わらないですけど、、、
とりあえず
「ウケた者勝ち」「その場を言い負かせられれば勝ち」
くらいしか価値観がない人が多いですからねぇ
嫌になったらすぐ転職できるし、、、
ある種かわいそうに思っちゃうくらい、打たれ弱いし、、、

でもその
悲観的な側面をちゃんと見ておかないと
これからの希望は生み出せないんじゃないか?
そう思って、膿を出すために記しておきました

何せ日本であれ他の海外諸国であれ
アメリカに振り回され他、今も振り回されているここ30年ですが
アメリカが広めた「マイホーム」そして「インターネット」「携帯電話」
それらをひっくるめて「アメリカンドリーム」
と言う形のグローバリズムに対して
いずれも日本においては臨界点を感じずにはおれません

俺個人の希望は
アメリカ追従型から脱して
(既に日本の30代以下の人たちは脱しつつある気がします
アメリカで何が流行ってるかを気にする人の減少がその証です)
次なるモードに日本がなっていくことで
これからの令和の時代の色が出てくる気がしてます

それこそ中国、韓国、北朝鮮、台湾
この近隣諸国との交流の仕方が大きく変わっていく、、、
それもたった今から想像できないぐらい密な関係になっていくこともあるのでは?、、、
そんな気がします
明治維新以前のもともとはそうなんですからね

既に音楽を始めとする文化交流は進んでますしね
TVやメジャーなメディアでは取り上げられませんが
そういう動きがあるのは確かです

この先どうなるにしても
いろいろ大変なこともたくさんあるでしょう
いいこと楽しいこともたくさんあるでしょう
その両方をちゃんと噛み砕いて自分の言葉にできるように
甘いものも苦いものもどちらも、
清濁併せ呑むような強さこそが、
これから必要なことだと俺は思ってます

***********

長々と振り返って来ましたが
平成の日本は国としては戦争もなく、平和だったかもしれませんが
テロはありましたし、自然災害も多々ありましたし、
一人間としては目まぐるしくいろんなものに振り回された時代だったとも言えます
令和の時代はどうなっていくのか
どうしていけばいいのか?
やはりAiがさらにそこらじゅうに使われる社会になるのか??

いろんな不安と希望を胸に
新元号を迎えようと思います

良き令和時代でありますように







by jazzmaffia | 2019-04-30 23:20 | ひとりごと | Comments(0)