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こんなソロピアノライブを見てみたい!!

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ソロピアノライブ
やる予定は決まっているが
そう言えばあまり見に行ったことがない気がする

ホールなんかだったら
ステージで演奏する側と
着席して見る側が
ちょうど仕切られていて、
お互い集中できる、ような気がする

小さい、数十人クラスのハコだとその仕切りが曖昧になる
だから当然、
演奏する側も、見る側も一定の緊張感が生じるだろう

俺が客だったら、
どんなソロピアノライブを見てみたいだろう???

そんな妄想を一筆

*****

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迷いながらも会場に着く

他人のライブを見にいくのはいつも億劫だ。常によぎる「別に今日見なくてもいいかも???また機会あるでしょ?」という消極的な衝動。でも一方で俺は知っている。「迷うぐらいの時に行ったライブは、大抵面白い」ということを。行ってよかったという印象と共に帰宅することが多いということを。

今日は友人のソロピアノライブだ。普段はバンドでの活動が多いA氏が一念発起してソロピアノアルバムをリリースして、今日はそのリリース記念ライブ。付き合いもあるので、応援がてら覗きに行くことにした。

個人的にも初めて行く会場。階段で二階まで上がる、踊り場の喫煙所を通過して、少しの迷いと共に扉を開ける。
「しまった!まだ早かったか、、、」
30席くらいある会場に、まだお客さんは3、4人しかいない。もう少しライブスタートギリギリに来ればよかった、と思うが時すでに遅し。

「お客様はご予約はされてますか?」
「いや、してません。当日料金で大丈夫ですよ」
「了解しました。ですとドリンクと合わせて4000円になります」
「席はどこでもいいんですかね?」
「大丈夫ですよ」

後ろの方のバーカウンターを俺の見物席にして、軽くカンパリソーダを飲みながらふとステージの方を見ると、モノクロの映画がかかっていた。これは確か、、、そう、フランソワトリュフォーの「ピアニストを撃て」だ。

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おぉ、なんという偶然!俺はちょうど今、この原作本を読んでいるとこだった。映画と原作が作者が違う場合、どちらかがイマイチという場合が多いんだけど、この作品はどちらも面白い。しかも映画が原作への愛に溢れていたことを、本を読み進めるごとに感じていたところだ。それだけで、なんだか今日のライブに来てよかった、ような気がする。

半分ほど席が埋まっただろうか、という所で予定より10分遅れでピアニストAがステージに現れた。席が埋まってないことを気にする様子もなく(俺なら気にしちゃうが)、軽く客席に頭を下げて、ピアノと向かい合って、座る。お、一言もしゃべらずに弾き出すんだ。

ラの音をただただ連打し始めた。まるで今から調律を始めるかのごとく。

そして少しずつ隣り合わせの音にも触れ始める。つまり不協和な響きが会場を支配する。

そんな中さらにお客さんが数人入ってくるが、それも気にする様子も見せず、さらに不協和音を、フリージャズのように弾き続けるピアニストA

その時、忘れてました、とばかりに会場の照明が暗くなり、ピアニストAと映画を写したスクリーンだけが浮き上がる
すると、待ってました、とばかりに絡み合っていた不協和音が解かれて、美しい響きに変わった
「粋な始まり方だなぁ、うまい!」と俺はつぶやく

映画はそろそろクライマックス
ヒロインなウェイトレスのレナが撃たれて
雪の丘を崩れ落ちていくシーンだ
特にそのシーンと合わせるように弾いてるようではないんだが、合ってるように見えるから不思議だ
映画のスクリーンを見ながらピアノ演奏を聴くのは気持ちいい
ピアノを弾いているAを見なくて済むというのもいい 笑

そしてライブは始まってまだ10分くらいだが、映画はそろそろ最後
演奏は継ぎ目があるような、ないような、何せ拍手をする間はないまま過ぎていく

事件が一段落して、映画の主人公の方のピアニストシャルリがまたピアノを弾く映像になる
何人か関係者は死んでいるが
これまでと変わってないかのような日常に戻った瞬間だ
またシャルリの諦観たっぷりな目線、表情がいい

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そこでピアノ演奏はやっと一段落して、止まる
察するにここまでは全て即興演奏だ

パチパチパチ、、、軽い拍手が会場に響く

「こんばんわ」
ピアニストAがしゃべりだす、、、

まずは彼のフランソワトリュフォーへの思い、
いや正確には「ピアニスト映画」への思いって感じだったかな
いろんな映画の話をしていた
そしてこんな感じでまとめた

「ピアニストが主役でも脇役でも、ピアノによる音楽は物語の重要なポイントで奏でられている、そこがいい。その音が鳴る前と鳴った後で何かが変わっている、なんて素敵ですよね。そんなピアノを僕も少しでも弾けたらいいなと思って、今回こういうライブをやってみることにしました。今日ライブが終わる頃には、きっと僕自身が何か少し変わるんじゃないか?って気がしてます。それを目撃しながら、なんならみなさんにとっての「今日の音楽がある前、そして後」っていうのを感じながら、いや漠然と、ボーーーッとでいいです、ボーーーっとって大事ですからね。そんな、音楽という時間芸術にはまってもらえればと思います」

彼のそんな、大きなスケールで今のこの場所のこの時間というのを、的確に捉えようとする感じが俺にも心地よかった。読書家でもある彼による本解説なども挟みながらの、でもピアノ演奏というオチがいい。彼が最近読んだという、「都市計画」についての本にまつわる話をしてからのジャズスタンダード演奏、なども面白かったな。彼がサポートしているヒップホップアーティストの楽曲を弾く時も、その曲にまつわる話が面白くて、そのアーティストに興味がない人でも入り込める話になっているのがさすがだった。

「ある種の音感を持ってる人は、音程と色がリンクしてるそうです。つまりこの音を弾くと赤が見える、この音を弾くと青が見える。逆に言うと見えた音から音程も分かる、そういう色覚と聴覚が合体した感覚を持ってる人がいるそうです。」
という話をしてからの、"Blue in Green"なんて最高だったな。ああは俺は弾けないって演奏だった。

うん、こういう感じ大好きだな

どちらかといえば、ソロピアノライブをやる人って、ピアノと向かい合って一人旅に行かれる人が多い印象がある。まぁKeith Jarret 「ケルンコンサート」が名盤とされているし、それが好きなピアニスト多いからね。俺そんな好きじゃないし(笑)。よほど超絶技巧な人だったらまた話は違うだろうけどね。

ピアニストAのような、程よくナビをしてくれつつ、しっかりと深いところにも連れてってくれる。
そのバランス感覚に感服した夜でした

うん、行ってよかった
Aにも軽く挨拶をして、
「さて、俺がもしこういうライブをやる時はどうしようかな??あの始まり方は使えるな」
なんていろいろと想像しながら階段を降りて、駅に向かった


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ここまでは俺の妄想フィクションでした
さて実際の俺のライブはどんな感じになるんでしょうか?
このピアニストAのようなことをするんでしょうか???

お楽しみに!!!
関西は芦屋、東京は渋谷、あと名古屋での開催も決定してます

SWING-O “SOUL PIANO” release tour 2019
8.30(Friday)@兵庫県芦屋Left Alone
■Time : OPEN 18:30/START 19:30
■Place : 芦屋Left Alone
兵庫県芦屋市東山町4-13-2F
0797-22-0171
http://www.left-alone.jp/
■Charge : ADV¥3,000/DOOR¥3,500
■Member : SWING-O(piano)


9.19(木曜日)@渋谷JZ-brat
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 渋谷JZ-Brat
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
http://www.jzbrat.com/
■Charge : ADV¥3,500/DOOR¥4,000
■Member : SWING-O(piano)


9.27(金曜日)@名古屋アッコルダトゥーラ
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 名古屋アッコルダトゥーラ
名古屋市東区泉1-17-25 イープオオタビル1F西側
052-971-0721
https://www.accordatura.jp/
■Charge : ¥2,500
■Member : SWING-O(piano)


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# by jazzmaffia | 2019-08-25 18:27 | 最新Live情報 | Comments(0)

「自由」と「孤独」はセットです

何かにつけて
「自分らしく」「あるがままの私」
そして
「自由」
という言葉がSNS上でも目につく今日この頃

いろんな「しがらみ」からの脱出
面倒な人間関係は削除して
自分らしく生きていこう
自分にしかできないことがあるんだから
、、、てことなんだろう
そうした類の言葉が巷には溢れているし
そういう目線の広告もそこらじゅうで目につく

かく言う俺自身もある種、そういう人生を送ってきた
本当なら、学校生活、会社員生活をうまく生きていける方がよかった
俺なりにはチャレンジもしてきたが、無理だった
誰かとつるむ生活がどうしてもできなかった、
友達ができなかった、
楽しめなかった
そして諦めた

その代わりに選んだのが、
バイトしながらでも音楽を続ける生活
特定の人とずっとつるまなくてもいい生活
ある種「自由」な生活

もちろんそこには大きなリスクが伴う
誰ともつるまないということは
「孤独」から免れられない
と言うこと

つまりそこには気軽に「死」も歩み寄ってくる
だから俺もいろいろ考えてきたし
自分で考えるだけじゃろくなオチにならないから
沢山の本を読んできた
一人で行ける行きつけのバーも作ってきた

そう、自分なりにその「孤独」の解消方法を見つける努力は惜しまなかった
そして身体感覚で「学ぶ」ことを少しだけど理解した
だから、おかげさまで辛いことよりも、少しだけ楽しいことが上回る、
そんな人生をここ20年は生きてこれている

いやね、言いたかったのは
「ラブ&ピース」「平和」「戦争のない世の中」
そして「自由」
どれも皆が口にする、ある種
「誰も否定できない絶対正解とされる言葉」
って怖いなぁ、、、てこと

それらはあまりにポップになってしまったがために
発言した時点で、行動を誘発しない言葉になってしまった
そこには必ず裏の側面があるし、ドロドロしたものが底流してる
そこごと受け止めないといけないんだけど

SNSな現代は、そんな面倒な「もう一歩先」まで考えてられない時代
とりあえず「ピース」
そして「自由」
そんな言葉たちが生み出した、「孤独な現実」
「自由」と言う同調圧力が生み出す「強制的な孤独」

ある程度大人になった俺が伝えておきたいのは
今あなたがいる不自由な現実
それを受け止める寛大さも素敵なことじゃないかな?
不器用だからかもしれないけれど
それを続けられるのも、世の中の役に立っていること、かもしれないんだ
自分を責めなくてもいいかもしれないんだ

なんでもかんでも
不都合な現実に対して
敵を特定して、自分を被害者に見立てる
あの形は俺はポジティブに思えない
それは、何かと戦争ビジネスでクリアしようとする、
あの病んでいるアメリカと同じ発想だから
 
日本人が大家族で暮らしていたのはまだ70,80年前の話
その頃のことを肌では知らないけれど
その頃はどう想像しても「しがらみ」だらけの生活だ
でもその代わり「孤独」と言うものは存在しなかった

事実、
「自由」と言う言葉も
「孤独」と言う言葉も
明治維新以後の、欧米の言葉の訳語として日本で使われるようになった、
まだ新しい言葉なんだってさ

決して「あの頃がよかった」
と言いたいわけじゃないし
あの頃の人たちの動きを俺ができる訳もない
ただただ思うのは

やみくもな「自由」は
やみくもな「孤独」とセットで
俺たちの前に現れる

気をつけようね
、、、と思う終戦記念日

*********

一つ付け加えると
この「終戦記念日」というのも複雑な問題をはらんでいる

8月15日はあくまで日本が休戦宣言をした日であって、
いわゆる「終戦」とは、その降伏宣言を元に
ポツダム宣言に調印した9月2日こそが「終戦日」なのだ

だから
中国や韓国などでは今日ではなく
9月2日に日本への戦勝記念日としての式典などがあったりするという

「戦争のない世界でありますように」と本日つぶやく人は多々いるだろうけど
ある国からすると、その当然のようなピースな言葉に
ある種の棘を感じてしまう場合もあるという事実

やみくも
不勉強
正確には
不伝達の怖さ、だね

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# by jazzmaffia | 2019-08-15 13:53 | ひとりごと | Comments(0)

"SOUL PIANO"を携えてソロライブ

6月26日にリリースした
SWING-O初のソロピアノアルバム
"SOUL PIANO"を携えてのソロライブが
いくつか決まってきました

短編映画を見るような時間を用意します
音楽マニアもくすぐる話も用意してます
結果
聴覚を刺激する、気持ちいい時間になるでしょう

現在決まっているのが
兵庫は芦屋、渋谷、名古屋ですね
これからもちょこちょこ増やしていきます
&オファーもお待ちしてますよw

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SWING-O “SOUL PIANO” release tour 2019
8.30(Friday)@兵庫県芦屋Left Alone
■Time : OPEN 18:30/START 19:30
■Place : 芦屋Left Alone
兵庫県芦屋市東山町4-13-2F
0797-22-0171
http://www.left-alone.jp/
■Charge : ADV¥3,000/DOOR¥3,500
■Member : SWING-O(piano)


9.19(木曜日)@渋谷JZ-brat
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 渋谷JZ-Brat
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
http://www.jzbrat.com/
■Charge : ADV¥3,500/DOOR¥4,000
■Member : SWING-O(piano)


9.27(金曜日)@名古屋アッコルダトゥーラ
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 名古屋アッコルダトゥーラ
名古屋市東区泉1-17-25 イープオオタビル1F西側
052-971-0721
https://www.accordatura.jp/
■Charge : ¥2,500
■Member : SWING-O(piano)


# by jazzmaffia | 2019-08-11 12:55 | 最新Live情報 | Comments(0)