2013年 07月 10日
「いいから黙って選挙に行きなさい」
「いいから黙ってやりなさい」
という言葉が最近は飛び交ってない様に思う
俺も実はあまり使わない
でもこの言葉は実は素晴らしい教育方法の1つなんだと
最近気付いた(いくつかの本を読むことで)
最近は「これを勉強すると何がいいんですか?」という質問があり
「これこれこういう為にいいんだよ」と答える
報酬を確認してからの勉強ってこと
それは本当の「学び」じゃない
「黙ってやれ」と言われ、仕方なくやる人は
やりながら「何の為に俺はやってるんだ?」と自問する
自分の行動を正当化したいから、動機を考えざるを得なくなる
「そうだ、私は**になりたかったからだ」
「必須科目だからしゃあないか、でも卒業はしときたいからね」
「先生が好きだから?」
・・・などなど
その自問の積み重ねこそが自我を作るのだ
例えば俺が大学生の頃、ジャズにちょっと興味を持って
ジャズ好きな先輩に「ジャズって結局なんすかね?」と質問した所
その先輩は「まず何でもいいから100枚聴きこんでみな!」と言って来た
そこから借りたり中古屋で入手したりでいつしか100枚くらいになった
確かに100枚くらい聴くと、答えが俺の体に生まれたのだ
「俺にとってのジャズとは何か」という答えが
今思い返しても、先輩の答えは実に適切だったと思う
変に「即興演奏で自己表現する音楽がジャズだよ!」なんて優等生な答えを俺がその時聴いていたら、きっとジャズに興味は持たなかっただろう
「もっと皆学ぶべきだ」という言葉こそ飛び交うけども
方法論は中々吟味されていない気がする
皆が聴いたことのある言葉に1つのヒントがあったんだ
そんな意味を込めて最後に言おう!
「いいから黙って選挙に行きなさい」
▲ by jazzmaffia | 2013-07-10 23:39 | ひとりごと | Comments(0)