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Movie&Book : ピアノにまつわる作品レビュー

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『黙ってピアノを弾いてくれ〜Shut Up Play The Piano』
出演 :Chilly Gonzales 監督:フィリップジェディック 2018年

友人が勧めるので見てきた
渋谷シネクイントにて
うん、アルバムは何枚も持っているが
そういえば素性やキャリア全般は知らなかったので
カナダのお坊ちゃんだということだったり
でも最初のキャリアがパンクバンドだったり
最初にブレイクしたのがベルリンでラッパーとしてだったり
、、、などなどぶっ飛んでてビックリした
そしてそのエネルギーにやられたね

「インタビューを受けてもつまらない質問が90%
聞かなくたってわかることをなんで聞くんだ?」
という不満をきっかけに
「俺じゃなくてもいいんじゃないか?」
という発想の元、ゴンザレスオーディションを企画して
全く同じセリフやラップをできる人を選んでいくくだりなんて痛快だ

でもってラップが思った以上にちゃんとしてる
なんなら素晴らしい

「アーティストなら昔は黙って音楽をやればよかったかもしれないが
今はそうじゃない
だから俺はエンターテイナーとして
キャラを演じてるんだ」

「先人の影響は無視できない、リスペクトしてるよ
でも反骨精神も必要だよね、ちょうど半々くらいがちょうどいい」
などなど
響く言葉も多数だったしね

無精髭具合や挑発的な言動を見てると
まさに現代のゲンズブールのように俺には映った
もしゲンズブールが生きてたら嫉妬するような男だろうなと
でも性的にはゲイ?を匂わす程度で、映画の中では深く触れられてなかったね
ヘテロセクシャルならば、かなり女性にモテてそうな人だとは思ったけどね

、、、なんだけど
アルバムも多数持っているんだけど
個人的にはなんだか「惜しい」音楽性なんだよな
なんだろう、「黒さ」があまりないからかなぁ
クラシックからパンク経由のヒップホップ経由のピアニスト
根っこがクラシックというのを堂々と出してる感じが
良くも悪くもパンキッシュには聴こえても
俺の好きな色には聴こえなくてね

エネルギーにはただただ感服
ほんでもって
「俺はどうすべきだ??」
なんて思いながら帰途につきましたとさ

興味を持った方はこちら

「黙ってピアノを弾いてくれ」公式ホームページ
http://www.transformer.co.jp/m/shutupfilm/

*****

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『調律師』
熊谷達也 著

これは古本屋でぱっと目について購入してみた本

ピアノにまつわる本はつい読んでしまうが
ヒット作
「羊と鋼の森」宮下奈都
「蜜蜂と遠雷」恩田 陸
などは、よく出来てるものの、テレビドラマ感が否めず好きじゃなかったが、これは良かった
音に色が見えるという共感覚というのがあるのはオリバーサックスの「音楽嗜好症」などで読んで知っていたけど、音に嗅覚が伴うなんて魅力的な設定の話を訥々とした文体で語られる感じがすごく良かった

ただ
解説にも書かれてたけど
途中までその「音に嗅覚が伴う共感覚」についてがテーマな本だったはずが
突如311東日本大震災が絡んできてしまうところで
少し言葉を失ってしまった

仙台在住の小説家がゆえ、避けられなかったことではあるのは、分かるんだけどね
そこらへんの良し悪しは難しいところだね

個人的には
せっかくなら「共感覚」を持った人の物語で終わってほしかった
結果この本は「共感覚を持った調律師が、東日本大震災に巻き込まれた話」
としての印象になってしまったから

というのが少し残念ではあったものの、
空気感・文体、ストーリー展開は上記の女性作家のものより好きだね
ピアニストとしてすごくわかる感じがあるし
女性作家にありがちな「こうでしょ」という断定がない
読者に夢想させる余裕がある文体、とでも言えばいいだろうか

そういう意味で
この本はカズオイシグロの「夜想曲集」の空気感とも近いものを感じたね
音楽と人との関わりをポップではなく、俯瞰で語ってる感じが



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by jazzmaffia | 2018-10-24 00:04 | SWING-OによるReview | Comments(0)

悩める10代のアーティスト志望の子へ捧ぐ

今でもね

自分がいいと思って提出したものを
「いやもう少しこうしてくれる?」
と言われると「うっ、、、」てなるけど、
今の俺はその先をちゃんと頑張るよ
そうやって他人の意見を混ぜても
俺らしいものになるように頑張るよ

その先に
自分だけじゃ出来なかった面白いものが出来あがることを
今の俺は知っているから


いや若い時から

くらいつくように頑張ってはいた
他人の意見をちゃんと理解する&具現化する力が昔は弱かっただけ


そうね、
食らいつけるかどうか
だね
新しい自分が出来るかどうかの差って


他人の意見を取り入れることを
「妥協」と解釈する人がいるけれど
それは違うよ


いろんな意見を取り入れて

影響を受けて
なんなら全力でそこにぶつかって
気づけば元々の自分にはなかったものが自分の中にある
自分だけじゃ出来なかったことが出来るようになっている


成長ってそういうことだと俺は思う

自分一人じゃダメだと気づくことが
大きな成長の第一歩だよ


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by jazzmaffia | 2018-10-22 23:08 | ひとりごと | Comments(0)

Book : 「人生、60歳まではリハーサル」

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「人生、60歳まではリハーサル」NORA(Orquesta De La Luz) 著
出版:主婦の友社

来年2019年には35周年を迎える
オルケスタデラルスのボーカルのNORAさんが本を出しているのを知ったのは
江川ゲンタ氏主催のDisco Nightというイベントにて

このタイトルの「人生、60歳まではリハーサル」って言葉は聞き覚えがあって
「これ、映画のブエナビスタソシャルクラブで90歳のコンパイセグンドが言ってましたよね?」
とNORAさんに聞いたら
「そう、まさに私も本人に会って言われた言葉なの」と

映画の中で言っていた
「俺の夢は子供を作ることだ」も本人から直接聞いたそうだ

その伝説の言葉を直に本人から聞いて衝撃を受けて
それを座右の銘にして生きてきたというNORAさんが
半生を振り返りつつ、これからの夢を語る本を出しちゃった!
「それは買います!」
と早速購入して読みました

いやあ面白かったです
下手な小説の百倍面白い
それが全部体験談なんだもの

NYにデモテープを片手に乗り込んで
それが元でみるみるとキャリアが広がっていく前半は
映画以上にドラマティックで感動的だし
中南米の珍道中なんて驚きを超えて笑っちゃう
機材が用意されてないやらは当たり前で発砲事件まで起きちゃったりするしね

タイトルもそうだし
「小さいことを気にしなければ、大きなことも気にならない」
「悩んだ人ほど、本当のポジティブになれる」
なんてシンプルな言葉は
すっと身体に入ってきて共鳴する
俺もまさにそう思いますv

音楽ビジネスに限らず
アメリカ的な資本主義社会の中にいると
どうしても
若い人、新しい商品
がターゲットにならざるを得ず
従って、
若いうちに金をためて、のんびり老後を
というのが美学として蔓延しがち
結果
渋いものや伝統をないがしろにされがち

いやそうじゃないでしょ
日本だってもともとは知識の宝庫である
年寄りを重宝してた側面もあるでしょ??

ま、こうした言葉は
すでに中高年の人には勇気を与える側面はあるけれど
それだけじゃ勿体ない

若い人にも
どうやってこの長いようで短い人生を楽しく生きていくか?
という長期スパンで考えるきっかけになるといいよね
20代前半までが旬
なんてのは周りに言わしておけばいい
もちろん若いがゆえの楽しさ楽しみ方もあるさ
でも
その先にも楽しいことはたくさんたくさん待っている
ってことが伝われば
今ある苦しみ、悩みもポジティブに捉えていけるようになる日がくる
気がするんだ

そんな俺も今49歳
40代の最後の歳を過ごしてるんだけど
今までで一番楽しいよ
実際にキャリア的にも一番いいキャリアを築けた40代になったよ
周りがどうあれ、音楽愛だけで突き進んでこれたからかなぁ

つまり来年は俺も50歳だ
半世紀だ!
すでに発表してる誕生日イベントはめっちゃどでかく出来そうだし
他にもそこに向けて今進めてることがあるし
50になる男だから出来ることを全身全霊でやるだけだね

、、、、そんなこんな
いろいろイメージが膨らむ
シンプルでドラマティックな
「日本ラテン化計画」本でした

PS: NORAさん、来週宮古島でよろしくですv v
https://mmc.okinawa/
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by jazzmaffia | 2018-10-21 14:24 | SWING-OによるReview | Comments(0)

またまた女祭りなMyFavoriteSoulです!!!

あ、なんかこちらのblog
珍しくご無沙汰しちゃってました
スンマセン
こういうことはマメな方なんですが
語りたいことは常に山ほどあるんですが
スンマセン

な訳で2ヶ月ぶりのblog更新は
前回同様
MyFavoriteSoulの告知になります

そう、今年の頭の9周年こそ
近藤房之助さんとShunskeG&ThePeasって感じで
男祭りだったんだけど
それ以降はず〜〜〜と女祭りが続いてますね
一人ビートボクサーreatmoを呼んだりはしましたが

なので、いっそ今年は女祭りで突っ走ろう!
と思います
そう、年末12月のブッキングももう決めてますからね
それは来た人に配られるフライヤで情報解禁します
それも女祭りですw

さて今回の女祭りも濃いですよ
まずはSWING-Oも10年以上の付き合いになるこの歌姫

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Keyco (vocal/singer song writer)
http://keyco.jp/
俺の周りではもうみなさんご存知ですよね?
ソウルシーンからレゲエシーンからヒップホップシーンまで
幅広い支持を得ている、オーガニックでパワフルな佇まいのこの歌姫
彼女とは2006年の俺のソロアルバム"ASOBI~sex soul tokyo"で初共演しました
その曲も今回はやるんじゃないかなぁ???
だとしたら10年ぶりの披露になるんじゃないかなぁ???


そしてもう一組はダンスカンパニーの彼女たちです

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free line (dance company)
https://www.freeline-web.com/

彼女たちとは、、、何年だっけ??
まぁ写真左下の小川マキコは10年以上なことには違いない
何せ2014年の俺主催の #ピアノとダンス #ピアノとラップ
にて一緒に共演させていただいたりしたし
メンバーの方々とは何度か下町飲み会をしたりしたし、、、

って方々とのコラボ
SWING-Oの楽曲で生バンド演奏で踊ってくれることになるんじゃないかな?
これもここでしか見れないスペシャルですv

*****

ってなスペシャルライブがありつつ
深夜にはジャムセッションがありつつ
ライブペイントもありつつ
豪華DJ陣によるDJも2フロアで展開しちゃうし
、、、なんて相変わらずスペシャルな夜です

メインのライブは終電前という優しさとともにお待ちしております
深夜にはオープンマイクなセッションもありますよv
是非平日の夜を楽しんじゃってくださいv

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“MY FAVORITE SOUL”
bpm under100 -soul,hiphop,jazz-
Hosted by SWING-O

■Date : 10.11(木曜日)
■Time : 21:00-all nite
■charge : 2,000yen
■Place : 恵比寿BATICA
http://www.batica.jp/

■Special Live
Keyco(vocal)
http://keyco.jp/

free line(dance company)
https://www.freeline-web.com/

■Session Host Band
45trio(SWING-O(key)、Sunapanng(bass)、久保正彦(drums))
二宮純一(gt)、米元美彦(drums)、NELLO(percussion)

■Resident DJs:
SWING-O
ROCK-Tee(Woody-Wood Studio)
DJ TATSUTA
DJ bara(peanuts pro.)
BEat-taku-around
横山龍助(Rare Drops)
NELLO(月歩-Gheppo)
君嶋麻里江
二宮純一(Speacloud)
米元美彦
CHICK-D
Satoshi Fukuda(福田録音)
北爪健一郎(50 KIDS)← NEW!!
and more…

■Live Paint:KIO(optimystik) and WAIFone

■BATICA HP
http://www.batica.jp/





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by jazzmaffia | 2018-10-08 23:11 | 最新Live情報 | Comments(0)