2009年 10月 20日
KJM Kazakhstan tour Vo.3
Shuya Okino:Percussion,Chorus,Conductor
Kenichi Ikeda(Root Soul):Bass
Shota Hishiyama:Rhodes,Synth
SWING-O:Piano,Synth
Takashi Nakazato:Percussion
Nobuaki Fujii:Drums
Vanessa Freeman:Vocal
Tasita D'mour:Vocal
いきなり奥の会議室にメンバーが呼ばれ
始まったのが記者会見
当初はインタビューとしか聞いてなかったのに
部屋にはテレビカメラが10台ほど並び、記者が20人近く集まっていた
俺とノブ氏、中里氏は外で一服していたため、この席に入れなかった 笑
このイベントJazzystanがいかにこの国の注目を浴びていたか?が分かった
このイベントの首謀者Rustamによると
これまでB.B.Kingなり、GeorgeBensonなりの大御所を呼ぶJazzFezはあったものの
新世代のClub Jazzなものにスポットを当てたFezはカザフ史上初だという
当然質問も
「JazzとClub Jazzとは何が違うのか?」
「そもそもClub Jazzとは何か?」
なものに集中する
それをスムーズにRustamと沖野修也氏が答えていく
俺もいずれ、こうした問答を英語でちゃんとできるようにならなきゃな
と思いつつ、記者席で観察していた
にしてもRustamという男は凄い
彼はこの、カザフ史上初のイベントをたった一人で立ち上げ
数人の友人をサポートスタッフに呼んで実現させてしまった
しかも思いついたのが、7月の、俺らも出演したオランダのNorth Sea Jazz Festivalを見に来て
感動して、これは自分の国でもやるべきだ!と一念発起したのがきっかけだと言う
つまりたった3ヶ月で実現させてしまったのだ
しかも
20社近いスポンサーを集め
テレビ局も何社も集め
会場には歴史的なホテルのラウンジを使用し
肝心なる集客は想定の800人を大幅に超える1,000人以上
(沖野氏予測では1500人!)
ひとえに彼の音楽に対する熱意のみで実現したと言っていいだろう
彼の周りのスタッフは声を揃えて
「最初Rustumから話を聞いた時は、それはうちの国じゃ無理だよ」
と答えたという
確かにカザフスタンは音楽シーン、特にクラブシーンというものは全く成熟していない
何より、国が独立したのがアシッドジャズ期の1991年なのだ
「そりゃ無理だね」と諦めるには値する悪条件が沢山あるはずだ
でも結果からすると、彼はその未成熟なシーンを見て、むしろ「チャンス」と捉えた
どんなジャンルでも、新しいことを成し遂げてきた偉人が持つセンスと同じものを彼にも感じた
彼、Rustamにはただただ拍手を送りたい
Opening Act:Alexandr Filippov's guitar quartet
Magic of Nomads
イベントそのものも大成功だったことは言うまでも無い
スタッフがフレッシュならば、出演者もフレッシュ、そして何より観客もフレッシュ
新しいものを生み出そうとする熱意と、新しいものに歓喜する熱意が一つになる瞬間が続いた
俺らのライブがこのイベントのピークになった
お客さんを煽る沖野氏のMC
熱くするVanessa、TasitaのVocal
腰を動かすリズム隊
そして俺やShotaのソロの度に絶叫と拍手
そして、、、、
可愛い女性が多かったんだな、また
カザフスタンは地域的にも我々日本人と共通するモンゴル系DNAらしく
日本人的な顔つき体つきの女性が数多くいて、かつ美しい人が多々いた
ロシア系の白人も美しい人が多数いた
それだけで俺らの気持ちも上がったことは言うまでも無い 笑
その気持ちの高揚のせいか
最後のBah Sambaの本編中にはちょっとしたハプニングを起こしてしまった
Lonnie Liston Smith"Expansions"を彼らがやり出した時に
キーボードの奴がステージから何故か去っていった(トイレだったらしい 笑)
それをセッション開始!の合図と勘違いした俺がキーボードを乗っ取った
そしたら中里氏、イケッチなどもステージに上がってきてパーカッションをたたき始め
大歓声のままExpansionsは終了
で、終わりかと思いきや、キーボードの奴が戻ってきて
「曲順表を見ろよ、まだ本編中だぞ!」と言われて驚愕!
でも彼らのライブ中、一番のピークがそのジャムだったことは客の反応をみたら歴然としていた
そのまま夜中の1時から5時まではアフターパーティにてジャムセッションをし
6時には空港に向かい、30時間の滞在のみでカザフスタンを後にした
可能ならば、もう少しいたかったな
でもRustamは言っていた
「これから毎年このJazzystanJazzFestivalを開くよ」と
きっとまた遠くない未来にカザフスタンを訪れることが出来るはずだ
そう祈っている
Jazzystan Jazz Festival のHP
http://jazzystan.com/en/festival/
沖野修也BLOG(今回はあっけなくカザフスタン旅行記は終わりそうです 笑)
http://ameblo.jp/shuya-okino/
# by jazzmaffia | 2009-10-20 14:06 | 旅 | Comments(1)