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こんなソロピアノライブを見てみたい!!

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ソロピアノライブ
やる予定は決まっているが
そう言えばあまり見に行ったことがない気がする

ホールなんかだったら
ステージで演奏する側と
着席して見る側が
ちょうど仕切られていて、
お互い集中できる、ような気がする

小さい、数十人クラスのハコだとその仕切りが曖昧になる
だから当然、
演奏する側も、見る側も一定の緊張感が生じるだろう

俺が客だったら、
どんなソロピアノライブを見てみたいだろう???

そんな妄想を一筆

*****

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迷いながらも会場に着く

他人のライブを見にいくのはいつも億劫だ。常によぎる「別に今日見なくてもいいかも???また機会あるでしょ?」という消極的な衝動。でも一方で俺は知っている。「迷うぐらいの時に行ったライブは、大抵面白い」ということを。行ってよかったという印象と共に帰宅することが多いということを。

今日は友人のソロピアノライブだ。普段はバンドでの活動が多いA氏が一念発起してソロピアノアルバムをリリースして、今日はそのリリース記念ライブ。付き合いもあるので、応援がてら覗きに行くことにした。

個人的にも初めて行く会場。階段で二階まで上がる、踊り場の喫煙所を通過して、少しの迷いと共に扉を開ける。
「しまった!まだ早かったか、、、」
30席くらいある会場に、まだお客さんは3、4人しかいない。もう少しライブスタートギリギリに来ればよかった、と思うが時すでに遅し。

「お客様はご予約はされてますか?」
「いや、してません。当日料金で大丈夫ですよ」
「了解しました。ですとドリンクと合わせて4000円になります」
「席はどこでもいいんですかね?」
「大丈夫ですよ」

後ろの方のバーカウンターを俺の見物席にして、軽くカンパリソーダを飲みながらふとステージの方を見ると、モノクロの映画がかかっていた。これは確か、、、そう、フランソワトリュフォーの「ピアニストを撃て」だ。

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おぉ、なんという偶然!俺はちょうど今、この原作本を読んでいるとこだった。映画と原作が作者が違う場合、どちらかがイマイチという場合が多いんだけど、この作品はどちらも面白い。しかも映画が原作への愛に溢れていたことを、本を読み進めるごとに感じていたところだ。それだけで、なんだか今日のライブに来てよかった、ような気がする。

半分ほど席が埋まっただろうか、という所で予定より10分遅れでピアニストAがステージに現れた。席が埋まってないことを気にする様子もなく(俺なら気にしちゃうが)、軽く客席に頭を下げて、ピアノと向かい合って、座る。お、一言もしゃべらずに弾き出すんだ。

ラの音をただただ連打し始めた。まるで今から調律を始めるかのごとく。

そして少しずつ隣り合わせの音にも触れ始める。つまり不協和な響きが会場を支配する。

そんな中さらにお客さんが数人入ってくるが、それも気にする様子も見せず、さらに不協和音を、フリージャズのように弾き続けるピアニストA

その時、忘れてました、とばかりに会場の照明が暗くなり、ピアニストAと映画を写したスクリーンだけが浮き上がる
すると、待ってました、とばかりに絡み合っていた不協和音が解かれて、美しい響きに変わった
「粋な始まり方だなぁ、うまい!」と俺はつぶやく

映画はそろそろクライマックス
ヒロインなウェイトレスのレナが撃たれて
雪の丘を崩れ落ちていくシーンだ
特にそのシーンと合わせるように弾いてるようではないんだが、合ってるように見えるから不思議だ
映画のスクリーンを見ながらピアノ演奏を聴くのは気持ちいい
ピアノを弾いているAを見なくて済むというのもいい 笑

そしてライブは始まってまだ10分くらいだが、映画はそろそろ最後
演奏は継ぎ目があるような、ないような、何せ拍手をする間はないまま過ぎていく

事件が一段落して、映画の主人公の方のピアニストシャルリがまたピアノを弾く映像になる
何人か関係者は死んでいるが
これまでと変わってないかのような日常に戻った瞬間だ
またシャルリの諦観たっぷりな目線、表情がいい

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そこでピアノ演奏はやっと一段落して、止まる
察するにここまでは全て即興演奏だ

パチパチパチ、、、軽い拍手が会場に響く

「こんばんわ」
ピアニストAがしゃべりだす、、、

まずは彼のフランソワトリュフォーへの思い、
いや正確には「ピアニスト映画」への思いって感じだったかな
いろんな映画の話をしていた
そしてこんな感じでまとめた

「ピアニストが主役でも脇役でも、ピアノによる音楽は物語の重要なポイントで奏でられている、そこがいい。その音が鳴る前と鳴った後で何かが変わっている、なんて素敵ですよね。そんなピアノを僕も少しでも弾けたらいいなと思って、今回こういうライブをやってみることにしました。今日ライブが終わる頃には、きっと僕自身が何か少し変わるんじゃないか?って気がしてます。それを目撃しながら、なんならみなさんにとっての「今日の音楽がある前、そして後」っていうのを感じながら、いや漠然と、ボーーーッとでいいです、ボーーーっとって大事ですからね。そんな、音楽という時間芸術にはまってもらえればと思います」

彼のそんな、大きなスケールで今のこの場所のこの時間というのを、的確に捉えようとする感じが俺にも心地よかった。読書家でもある彼による本解説なども挟みながらの、でもピアノ演奏というオチがいい。彼が最近読んだという、「都市計画」についての本にまつわる話をしてからのジャズスタンダード演奏、なども面白かったな。彼がサポートしているヒップホップアーティストの楽曲を弾く時も、その曲にまつわる話が面白くて、そのアーティストに興味がない人でも入り込める話になっているのがさすがだった。

「ある種の音感を持ってる人は、音程と色がリンクしてるそうです。つまりこの音を弾くと赤が見える、この音を弾くと青が見える。逆に言うと見えた音から音程も分かる、そういう色覚と聴覚が合体した感覚を持ってる人がいるそうです。」
という話をしてからの、"Blue in Green"なんて最高だったな。ああは俺は弾けないって演奏だった。

うん、こういう感じ大好きだな

どちらかといえば、ソロピアノライブをやる人って、ピアノと向かい合って一人旅に行かれる人が多い印象がある。まぁKeith Jarret 「ケルンコンサート」が名盤とされているし、それが好きなピアニスト多いからね。俺そんな好きじゃないし(笑)。よほど超絶技巧な人だったらまた話は違うだろうけどね。

ピアニストAのような、程よくナビをしてくれつつ、しっかりと深いところにも連れてってくれる。
そのバランス感覚に感服した夜でした

うん、行ってよかった
Aにも軽く挨拶をして、
「さて、俺がもしこういうライブをやる時はどうしようかな??あの始まり方は使えるな」
なんていろいろと想像しながら階段を降りて、駅に向かった


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ここまでは俺の妄想フィクションでした
さて実際の俺のライブはどんな感じになるんでしょうか?
このピアニストAのようなことをするんでしょうか???

お楽しみに!!!
関西は芦屋、東京は渋谷、あと名古屋での開催も決定してます

SWING-O “SOUL PIANO” release tour 2019
8.30(Friday)@兵庫県芦屋Left Alone
■Time : OPEN 18:30/START 19:30
■Place : 芦屋Left Alone
兵庫県芦屋市東山町4-13-2F
0797-22-0171
http://www.left-alone.jp/
■Charge : ADV¥3,000/DOOR¥3,500
■Member : SWING-O(piano)


9.19(木曜日)@渋谷JZ-brat
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 渋谷JZ-Brat
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
http://www.jzbrat.com/
■Charge : ADV¥3,500/DOOR¥4,000
■Member : SWING-O(piano)


9.27(金曜日)@名古屋アッコルダトゥーラ
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 名古屋アッコルダトゥーラ
名古屋市東区泉1-17-25 イープオオタビル1F西側
052-971-0721
https://www.accordatura.jp/
■Charge : ¥2,500
■Member : SWING-O(piano)


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by jazzmaffia | 2019-08-25 18:27 | 最新Live情報 | Comments(0)

「自由」と「孤独」はセットです

何かにつけて
「自分らしく」「あるがままの私」
そして
「自由」
という言葉がSNS上でも目につく今日この頃

いろんな「しがらみ」からの脱出
面倒な人間関係は削除して
自分らしく生きていこう
自分にしかできないことがあるんだから
、、、てことなんだろう
そうした類の言葉が巷には溢れているし
そういう目線の広告もそこらじゅうで目につく

かく言う俺自身もある種、そういう人生を送ってきた
本当なら、学校生活、会社員生活をうまく生きていける方がよかった
俺なりにはチャレンジもしてきたが、無理だった
誰かとつるむ生活がどうしてもできなかった、
友達ができなかった、
楽しめなかった
そして諦めた

その代わりに選んだのが、
バイトしながらでも音楽を続ける生活
特定の人とずっとつるまなくてもいい生活
ある種「自由」な生活

もちろんそこには大きなリスクが伴う
誰ともつるまないということは
「孤独」から免れられない
と言うこと

つまりそこには気軽に「死」も歩み寄ってくる
だから俺もいろいろ考えてきたし
自分で考えるだけじゃろくなオチにならないから
沢山の本を読んできた
一人で行ける行きつけのバーも作ってきた

そう、自分なりにその「孤独」の解消方法を見つける努力は惜しまなかった
そして身体感覚で「学ぶ」ことを少しだけど理解した
だから、おかげさまで辛いことよりも、少しだけ楽しいことが上回る、
そんな人生をここ20年は生きてこれている

いやね、言いたかったのは
「ラブ&ピース」「平和」「戦争のない世の中」
そして「自由」
どれも皆が口にする、ある種
「誰も否定できない絶対正解とされる言葉」
って怖いなぁ、、、てこと

それらはあまりにポップになってしまったがために
発言した時点で、行動を誘発しない言葉になってしまった
そこには必ず裏の側面があるし、ドロドロしたものが底流してる
そこごと受け止めないといけないんだけど

SNSな現代は、そんな面倒な「もう一歩先」まで考えてられない時代
とりあえず「ピース」
そして「自由」
そんな言葉たちが生み出した、「孤独な現実」
「自由」と言う同調圧力が生み出す「強制的な孤独」

ある程度大人になった俺が伝えておきたいのは
今あなたがいる不自由な現実
それを受け止める寛大さも素敵なことじゃないかな?
不器用だからかもしれないけれど
それを続けられるのも、世の中の役に立っていること、かもしれないんだ
自分を責めなくてもいいかもしれないんだ

なんでもかんでも
不都合な現実に対して
敵を特定して、自分を被害者に見立てる
あの形は俺はポジティブに思えない
それは、何かと戦争ビジネスでクリアしようとする、
あの病んでいるアメリカと同じ発想だから
 
日本人が大家族で暮らしていたのはまだ70,80年前の話
その頃のことを肌では知らないけれど
その頃はどう想像しても「しがらみ」だらけの生活だ
でもその代わり「孤独」と言うものは存在しなかった

事実、
「自由」と言う言葉も
「孤独」と言う言葉も
明治維新以後の、欧米の言葉の訳語として日本で使われるようになった、
まだ新しい言葉なんだってさ

決して「あの頃がよかった」
と言いたいわけじゃないし
あの頃の人たちの動きを俺ができる訳もない
ただただ思うのは

やみくもな「自由」は
やみくもな「孤独」とセットで
俺たちの前に現れる

気をつけようね
、、、と思う終戦記念日

*********

一つ付け加えると
この「終戦記念日」というのも複雑な問題をはらんでいる

8月15日はあくまで日本が休戦宣言をした日であって、
いわゆる「終戦」とは、その降伏宣言を元に
ポツダム宣言に調印した9月2日こそが「終戦日」なのだ

だから
中国や韓国などでは今日ではなく
9月2日に日本への戦勝記念日としての式典などがあったりするという

「戦争のない世界でありますように」と本日つぶやく人は多々いるだろうけど
ある国からすると、その当然のようなピースな言葉に
ある種の棘を感じてしまう場合もあるという事実

やみくも
不勉強
正確には
不伝達の怖さ、だね

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by jazzmaffia | 2019-08-15 13:53 | ひとりごと | Comments(0)

8月8日木曜日はMy Favorite Soul!!

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#45fes2019 は終わりましたが
#MyFavoriteSoul は続きます
11年目を驀進中の
SWING-O主催の平日夜のソウルなイベント
今回もまた豪華ですよw

ゲスト紹介をしておきましょう
まずは現在絶好調なこのスペシャルユニットです

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MASSAN x BASHIRY
https://massanbashiry.net/

ラッパーでありシンガーでもあるMASSAN(a.k.a.Cello)と
独自のクラブジャズなバンドBohemian VoodooのギタリストBASHIRYのユニット

二人とも顔やキャラが似てるなぁ、、、と思ってたら
いつの間にやらユニットを結成して、作品もどんどんリリースするわ、ツアーもするわ
の大活躍中なグループとなりました

心地よいざらついた声とギターに酔いしれてください!!!
もちろん45trioがサポートします!!!

参考音源はこのMV曲
いやぁ気持ちいいよ
"Close My Eyes" MASSAN x BASHIRY

https://youtu.be/kin59iJjD0o


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Mamimor a.k.a.PAPICO
https://www.facebook.com/mamimor
彼女もまた素敵な声を持ったソウルシンガーです
まさにネオソウル的なシンガーですね
彼女のオリジナルな楽曲もそんな匂いプンプンで大好きなんですわ

そんなPAPICOも先日めでたいことに、妊娠が発表されました
ってことで、今のところ、産休前の最後のライブになるかも????
今回のライブを見逃さないでよ!!!

参考音源は彼女がフィーチャリング参加したこの曲
"キムチ" BASI feat.Mamimor a.k.a.PAPICO

https://youtu.be/tQY-QTvlIgI


、、、、そしてそして
追加ゲストが急遽決まりました!!!
この方です

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Steph Pockets
https://www.facebook.com/stephJPpockets/

SWING-Oとも古くから交流のある、
フィラデルフィア出身の女性ラッパー、ステフポケッツ
彼女がちょうど来日中ということで
急遽参戦が決定しました!!!!

例えば彼女のこんな曲をSWING-Oがプロデュースしてたりします

"Searching For You" Steph Pockets feat.TASITA D'MOUR
https://youtu.be/gnhxprgJvyc


いやぁ、、、これだけで豪華でしょ!!!
是非是非みなさん暑い夜に
暑い音楽時間を過ごしにきてくださいませ!!!


以下詳細になります

*****

“MY FAVORITE SOUL”
bpm under100 -soul,hiphop,jazz-
Hosted by SWING-O

■Date : 8.8(木曜日)
■Time : 21:00-all nite
■charge : 2,000yen
■Place : 恵比寿BATICA
http://www.batica.jp/

■Special Live
MASSAN x BASHIRY (MC & Guitar)
https://massanbashiry.net/

Mamimor a.k.a.PAPICO (vocal)
https://www.facebook.com/mamimor

■Session Host Band
45trio(SWING-O(key)、Sunapanng(bass)、久保正彦(drums))
二宮純一(gt)、米元美彦(drums)、NELLO(percussion)

■Resident DJs:
SWING-O
ROCK-Tee(Woody-Wood Studio)
DJ TATSUTA
DJ bara(peanuts pro.)
BEat-taku-around
横山龍助(Rare Drops) →今回は欠席となります
NELLO(月歩-Gheppo)  →今回は欠席となります
君嶋麻里江
二宮純一(Speacloud)  →今回は欠席となります
米元美彦
CHICK-D
Satoshi Fukuda(福田録音)
北爪健一郎(50 KIDS)
TKYM(Pleasure Pro. / club bar family)
そうるまんきち
and more…

■Live Paint:KIO(optimystik) and WAIFone

■BATICA HP
http://www.batica.jp/

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by jazzmaffia | 2019-08-06 21:02 | 最新Live情報 | Comments(0)

ゴミ溜めを見て、いつも思うことがある

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街角に限らず、田舎の国道沿いなどにもよくある、ゴミ溜め
ゴミ溜めを見ると、いつも思うことがある

きっとどんなゴミ溜めも最初は一人の気まぐれ、
なんなら偶然から始まったはず
「ただ落としてしまっただけ」とか
「とりあえず置いておこう、後でちゃんと捨てるから」だったかもしれない

ところがそこにゴミがあるのを見た第三者は
一つあるのも二つあるのも同じ
二つあるのも三つあるのも同じ
、、、、
数十個もあるなら、一つ増えても変わらないだろう
捨てちゃえ!

そうやって、
ちょっとしたゴミの積み重ねが
ゴミ溜めとして完成する

今俺らの周囲にたくさんある、
居心地の悪いあれやこれは
先輩方がきっかけだったかもしれないが
確実に我々もそれに加担して今に至ったゴミ溜めなんだなぁ、と
(無視、見て見ぬ振りも立派な「加担」です)

残虐な殺人事件が如何の斯うの
芸人の闇営業どうのこうの、
政治家がどうのこうの、
年金が、税金が、借金がどうのこうの、、、
そしてそれを報道するメディア自体の腐敗っぷり、、、

それらを見て俺が感じるのはそのゴミ溜め感
今やどう対処していいかわからないほどのゴミ溜め
でも俺も確実に大なり小なりそこにゴミを投じたことがある側

今必要なのは
誰も気づいてくれないかもしれないけれど
そこにある小さなゴミを人知れず拾う勇気
、、、と内田樹氏も言っていたが

いざ実践を考えると、
それはインスタなどの「映え」の対極にある行為
しかもなんならゴミを拾おうとしたのを他人に見られたら
「お前か!ここにゴミを捨てたのは!」と言われる可能性もある
、、、
で、結局分かっちゃいても、見て見ぬ振りをすることを選ぶ、俺がいたりする

夢を語り、
シェイプアップして
でも美味しそうな肉やタピオカを食べて
映画やフェスを見に行って
友達と旅に出る
、、、てのも一つの大事なことだけれど
(それは「映える」)

そこにある、どうしようもないゴミ溜めを
人知れず、少しずつでも拾おうとする勇気
そんな勇気を少しずつでも持てたらいいなぁ、、、
と思いつつ、渋谷のゴミ溜めを通り過ぎてしまう俺でした

でも
7月21日の参院選挙は投票に行きます
それも小さな、
たった一票なんて
人知れずの、「映えない」ゴミ拾いにすぎないかもしれないけれど
それが集まれば
いくつもあるゴミ溜めのうちの一つを無くすことができるかもしれない
、、、という希望とともに

by jazzmaffia | 2019-07-10 02:26 | ひとりごと | Comments(0)

SWING-O ソロピアノアルバム "SOUL PIANO"全曲解説しちゃいます

45fes2019については
来週あたりからコツコツと写真と共に振り返りますが

その前に
6.26に発売&配信開始となった、
SWING-O久々のオフィシャルなアルバム
"SOUL PIANO"の全曲解説
を今回はお届けしようと思います
(長くなるので、是非聴きながら読んでくださいませ)

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"SOUL PIANO" by SWING-O
2019年6月26日発売
レーベル:EDOYA
CD価格:2,600円+tax
配信、ハイレゾ配信、ストリーミングも各所しております
全曲SWING-Oによるソロピアノ作品集(連弾はあります)
全曲録音&Mixは福田聡

■ソロピアノアルバム"SOUL PIANO"誕生の背景
そもそもはレーベルのA&Rの畝本さんが
「いつかソロピアノCD出そうよ!」と以前から言ってくれてまして、
ちょうど50歳誕生日に #45fes2019 を開催することを決めていたので
そちらがとにかく豪華ゲスト出しまくりだったので、
これまでの俺作品自体もゲストを呼ぶことが多かったので、
そっか、このタイミングでソロピアノアルバムってのはいいかも!
と思って実現に至りました
2年前からソロピアノライブってのもちょこちょこやって来てましたしね

で、
さてどんな作品集が俺らしいのか?
というのをいろいろライブをやりながら考えまして、
即興を入れることも考えたんですが、
(いい感じのもいくつか録れたんですが)
テクニカルな方向性ではなく
選曲と独特のオリジナル曲で行こう!と

結果、
俺にしかできないソロピアノアルバムとは何か?
ということに焦点を絞って作ることにしました

俺の身近にも沢山のピアニストがいるし、
なんならソロピアノ作品集を出してる人もいる
テクニックなら俺は敵わないな、って人も多数いる
「俺にしかできない」
ってのはつまるところ
「プロデューサー視点」
「ヒップホップを通過した視点」
「ブルースを通過した視点」
大きくこんなとこですかね

それをいかに具体的にしていったか?を個別の曲紹介をしながらお伝えしていきましょう


■01 Morning Walk ~朝の散歩〜
初っ端はオリジナル曲を持ってきたかったので、7曲用意した中で
一番ある種ポップかな?と思ったこれを持ってきました
邦題をつけるのも今回はこだわりました
ただお洒落というのではなく、ご自由にお聴きくださいというのではなく
ある程度のスクリーン〜物語の断片を用意して、そこから妄想していただく、
映画の短編集のように捉えてもらえたらいいなという意図ですね
(もちろん自由に聴いていただいても構いません w)

この曲はそもそもHip Hopなトラックものとして作ってまして、
「あれ、これピアノ単体でも行けるのでは?」と思って
ピアノ作品として仕上げました

ライブでも事前にやっていたり、
インスタなどに動画をあげたりしてたので
「この曲で何を感じます?」と聞いたら
フォロワーの方から出てきたのが「朝」というキーワードだったので
このタイトルにしました
夜型なんで朝には散歩あんまししないんですけどね 笑

この曲は近々手作りでPVを作ってみようと思ってますw
それも初挑戦ですね、お楽しみにw


■02 Award Tour
二曲目にはヒップホップネタものを入れたい!と思ってこうしました
ヒップホップネタを弾くピアニストは日本にも数多いますけど、
ニュアンスに気をつけて弾いてる人はあまりいない印象があり
ましてやトラックメーカーでもある人はさらにあまりいない訳で
そこが俺の俺らしさですからね

この曲は普段45trioでもよくやっている曲ですが
いざ一本でやるとなかなかいい感じが出なくて、
結果このように「一人連弾」をやってみることにしました

ピアノの低い方を先に録って、
後からメロ〜アドリブを足す、という録り方なので
事前に頭の中で構成を作って、二人の俺が共有できてないと完成しない訳です

Stevie Wonderのように盲目で、かつ一人で全部の楽器をやる人は
どのような脳内回路になってるんだろう?
なんて思いながら取り組みました

アルバム中、一番強めのタッチで元気よく弾いた曲です


■03 Trip
アルバムの中には必ずここ数年以内に発表された、新しい曲も入れたい!
と思っていて選曲した、R&BアーティストElla Maiの2018年の大ヒット曲がこれです
この手の選曲でもってソロピアノを弾く、というと
世界でもGonzalesくらいでしょう
(あの人にはいつも「やられた!」感があります)

これは色々試行錯誤しながら、タッチを研究して
本人のライブ動画でコード解釈を変えてるところをそのまま参考にしたりして
でもサビで内声を動かしてある種クラシカルな響きも混ぜて
でもブルース系の人ならでは!の引っ掛け方に気をつけて
(ファの音を弾く前にミの音を軽く弾く、みたいなことです)
いい奥行きのある心地よさが出せたのでは?と思います

箇所箇所少し拙い部分もありますが、
それ以上にいい部分があったので、このテイクを採用しました

そう、この「ソロピアノ」レコーディングというのは
いわゆる「パンチイン」部分録りや部分修正ができないので大変でしたね
めっちゃ練習しましたから、成人してから初めて!てくらい 笑


■04 Like A Swan ~彼女は白鳥のように〜
ここから二曲はオリジナル曲です
この曲は4年前にすでにできてたピアノ曲で、
「ピアノとラップ」という企画をやってた頃のもの
本当はこれにラッパーのKOJOEが素敵なフロウを乗せたデモも存在するんですけどね
それはまたいずれ発表する機会があれば

これは当時Rhymesterに聞かせても評判がよかった、
ラッパー受けしたピアノですね

タイトルは次の曲と合わせて、ヨーロッパ映画、
それもロマンポランスキーあたりの東欧映画っぽいタイトルにしたいな
と思って、こうしました

「白鳥のように〜〜〜」のその先はリスナーの妄想エリアです


■05 Bottom of Water ~水の底~
このオリジナルは実はこのアルバムの中でも一番気に入っている曲です
曲というよりも演奏ですね
何せこれはただピアノに触れるだけってくらいソフトに弾いてます
ソフトに弾くと中低域の響きが深く録れることがわかり、
ソフトに一曲を弾き切れるように、という今までしたことのない練習をして頑張りました

これも実はHip Hopトラックのネタとして作ったものを
ピアノだけで発展させたものです

ロマンポランスキー監督の初期長編「水の中のナイフ」が大好きで
その映像を想像しながら作ったので、
ほんのちょっとそっち寄りなタイトルにしました

コップに入った水を見ながらただ妄想しながら聴くのもよし
自分が湖の深くに沈んでいく様を想像しながら聴くのもよし
、、、そんなイメージの音で録れた曲ですね

おかげさまで自分でアルバムを頭から聞いてるといつもここら辺で眠くなっちゃうんですが、、、笑


■06 Ahmad Jamal Medley
ピアニストAhmad JamalといえばHip Hopネタの宝庫
彼のメロウだけどメロディが抜けてくる弾き方は大好きです

そんな彼のサンプリングされたネタを3つまとめてメドレーにしてしまおう!
というのはライブではよくやってるんですが、
今回正式な発売する作品で、許諾が得られるとはよもや思ってませんでした

いろんな形でインストカバーもされているネタですが、
ピアノだけで、こういう形で発表されたことは、ないはずです
それも02 Award Tour同様、
一人連弾方式でやらせていただきました

これは普段やっているというのもあり、
なんなら2テイクくらいで完成しちゃいましたね


■07 So High So High
俺には作品集を作る時には必ず
「知る人ぞ知る楽曲のカバーを入れておきたい」
という欲求がありまして、このアルバムにおけるそれがこの曲です

90年代末に数枚のアルバムを残して消えていったシンガーソングライター具島直子さんの曲
この曲は1997年のセカンドアルバム"Quiet Emotion"収録の曲で、
当時俺はバイト生活でくすぶりまくっていた頃
一度だけ友達とライブでやったことがあり、気に入っていた曲
この曲を聴くたびに、あの頃の苦しい自分が思い出されてなんかウルウル来ちゃうんです

そんな思い入れのある曲を、どうやればピアノ一本で成立させられるのか?
色々試して試して、最終的にこの、リズム解釈をワルツに変えて仕上げました
「So High So High 舞い上がれ〜〜」
原曲も一周して今再評価されてますよ
是非聴いてみてくださいw


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今回弾いたピアノはEDOYAのSteinway&Sons

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■08 My First Secretary ~僕の最初の秘書~
このオリジナル曲は今回楽曲としての一番の挑戦曲ですね
ある種バロック調の、これまたフランス映画のワンシーンに出てきそうな、、、
というイメージの、これまで俺自身ちゃんと作ったことのなかったタイプの曲

先に述べたGonzales風でもあるかと思います
これが始まった瞬間に空気を変える
その為に、音数ではなく、響きに気をつける
構成も緻密に作り上げました
譜面にこそしませんでしたが、
どこでどう弾くかを珍しくきっちり決め込んで仕上げた曲です

気持ちいい響きにする為に
俺にしてはすごくソフトに弾いた曲でもあります

また邦題がいいでしょ?笑

たった2分の中に
どんな映像を思い浮かべましたか??


■09 Vivre Pour Vivre ~パリのめぐり逢い~
この作者Francis Laiは昔から大好きでして、
小学校の頃から「男と女」を弾いてたりしたくらい
この切ないメロディーと、転調の仕方の心地よさは唯一無二

という幼少期から好きだったものも入れるといいだろう、と思って
彼の曲は何がしか入れようと思ってたんですが
そうこうしてるうちに、昨年2018年11月に召されてしまった(享年86)
というのもあり、個人的なトリビュートも込めてます

この曲を選んだのは、
やはりMusiq Soulchild"Halfcrazy"Nujabes"Think Different"などで使用されていたこの曲は
R&B~HIP HOPリスナーにも耳心地がいいだろうなと思ってです
もちろん映画ごとフランシスレイごと好きな人はそもそもこの曲は大好きでしょうし

この曲は比較的原曲に忠実に弾きました
と言ってもピアノ一本バージョンというのは聴いたことありませんが、、、


■10 Sun Down ~陽が落ちて~
このオリジナル曲は一番古くて、
2000年に自主制作でリリースしたソロアルバムのタイトル曲です
そのソロアルバムの時点で
「架空の映画のオリジナルサウンドトラック」
という名目でしたから、その手のものが好きなんですね俺 笑

これも元はバンド用楽曲で、ソプラノサックスでメロディーを奏でる曲でしたから、
ピアノ一本でどうアレンジするかは沢山試行錯誤しましたね
結果、すごくいいアンサンブルにできたと思います

Sun Setの次の時間帯のことをSun Downと言うんです
太陽が沈んだ後の方が色が綺麗だったりするでしょ?
陽が落ちた後は夜の始まり
そこから始まるドラマを想像しながら聴いてみるのはいかがでしょう

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ちなみにこのSUN DOWNは俺のバイト時代に
貯金も全くなくて、行きつけのバーに協力してもらって
今でいうクラウドファウンディングをして作ったCDです
その頃の俺のことを思い出すだけで勝手にきゅんと来ちゃいますわ、、、


■11 Mysterious Journey pt.2 ~謎めいた旅パート2~
タイトルでピンと来る人は来ますよね?
俺の45名義の"The Revenge Of Soul"(2008年)収録の人気曲
"Mysterious Journey"のパート2ということです

これは曲調に共通点を持たせてまして、
俺の大好きなピアニストLonnie Liston Smithの曲調を真似てるんです

これはオリジナル楽曲の中で唯一「一人連弾」にしてみました
俺の中では船旅のイメージですね
南国のスコールの後の空は時折、芸術としか言いようのない、
紫色に染まることがあります
そんな空を見ながら、船、それもなんなら帆船がゆらりゆらり揺れている
そして、、、最後は去ってゆく、、、


■12 Super Dream
これも意外性のあるカバーだと思います
Doberman Inc.の頃の楽曲(2010年?)

今や武道館を即完売にできるDOBERMAN INFINITYも
その頃は伸び悩んで試行錯誤していた頃
そんな頃の、彼ら独特の「夢」を語る楽曲はすごく心地よくて好きで、、、
そして彼らは今や大きな夢を一つ一つ叶えつつある、、、
そんな、ともすれば歴史から消されそうな時期の曲を
こうしてそっとカバーしておくのは意味あることじゃないかな?と

そんなラップ曲だというのを知らなくても
気持ちよく聴けるピアノ曲に仕上がったと思います


■13 Rico Suave Bossa Nova
これもHip Hopネタカバーです
45fes2019でもやりました、みんなに「ラララララ〜」と歌ってもらったやつです
満員の恵比寿LIQUIDROOMで、普段小さなクラブでやっていることを出来たことは
俺にとってもすごく感動的な時間でしたねぇ、、、

これも普段バンドではやり慣れている曲ですが
それを「一人連弾」でやることで
俺のピアノのグルーヴ感をうち出そう!と思って頑張りました

ピアノだけだけど、踊れるくらいのグルーヴになってるでしょ?


■14 Calling You Toussaint ~僕にはトゥーサンが必要だ~
アルバム最後を締めるのは(ボーナストラックはありますが)
ここまでほとんど出してこなかった、「俺の中のブルース」

俺のピアノスタイルの根っこにあるのは
20代の時にハマったNew Orleansスタイルのブルースピアノ
中でもAllen Toussaintのピアノは大好きでよくコピーしていた

そんな彼をトリビュートするような曲を最後に持って来たいなと思って作りました
だってここまでどちらかと言えば緊張感のある楽曲が多かったでしょ?

店じまいの前に
「お疲れ様」感のある楽曲で
肩の力を抜いて
うん、またね!!と

でもねぇ、俺にはまだトゥーサンが必要なんだ
はい、洒落も込めてw


■15 Ask Me Now (live at Left Alone Ashiya 2.23.2019)
最後にライブ音源ってのもいいでしょ?
それもまさかのThelonious Monk
これはここ3,4年がかりで練習してましたからねぇ
このヘンテコなのに美しい感じ
この感じは体に叩き込まないと弾けないんです

これを譜面も見ずに、
しかもアドリブも織り交ぜて弾けるようになるのは
本当時間かかりましたが
その練習の証がこのライブ音源に現れてると思います、はい
こんなのを弾ける俺がいるなんて数年前までは想像してませんでしたから

それもこれも、
このLeft Aloneって場所の100歳になるピアノSteinway&Sonsが
すごく弾きやすくて気持ちよかったからかなと
弾かせてくれるピアノってあるんですよ
いつも以上に弾けちゃうピアノ

そんな俺自身も自画自賛しちゃうライブ演奏、、、
そしていただいた拍手、、、
よ〜〜〜く聞くとわかりますが、
消え際に俺の声で入ってます
「ありがとうございました」


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最後まで読んでくれたあなたは
是非このリリース記念ライブにお越しくださいませ
SWING-O一人でピアノを弾く夜になりますw

SWING-O “SOUL PIANO” release tour 2019
8.30(金曜日)
■Time : OPEN 18:30/START 19:30
■Place : 芦屋Left Alone
兵庫県芦屋市東山町4-13-2F
0797-22-0171
http://www.left-alone.jp/
■Charge : ADV¥3,000/DOOR¥3,500
■Member : SWING-O:piano

9.19(木曜日)
■Time : OPEN 18:00/START 19:30
■Place : 渋谷JZ-Brat
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
http://www.jzbrat.com/
■Charge : ADV¥3,500/DOOR¥4,000
■Member : SWING-O:piano


by jazzmaffia | 2019-07-08 00:30 | SWING-OによるReview | Comments(0)

#45fes2019 まであと一ヶ月ですよ!!

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#45fes2019
6月25日まで
あと一ヶ月!!!

これだけの規模のイベントになると
イベントまであと何日?ばかり気になってますが
本当は俺の50歳へのカウントダウンでもあるんですよね、 笑

この写真は1990年の夏、21歳の俺です
確か、加古川東高校の元野球部同級生が夏休み集まって、
皆で日本海に遊びに行った時のものかと
(あ、高校は俺、野球部なんです、しかも硬式の)

この頃は千葉大学生になりつつ、
音楽サークルでバンドを多数掛け持ちしながらも
自分の将来なんて何もイメージが湧かない頃だった気がします
髪の毛もこの頃少し伸ばしてパーマかけたりしてましたね
30歳くらいから今に至るまではずーーーっとヒゲ坊主ですがw

そんな紆余曲折(?)を経て
2006年、37歳になった俺は
初めてのオフィシャルなソロアルバムをリリースしました
、、、ということは
このblogでも何度も記して来ましたが
この度、正式に配信を開始することが決まりました

配信開始は
ソロピアノアルバム"SOUL PIANO"と同じく
6月26日からになります

ということで、
今回はこの作品の内容を紹介しておきますね

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"ASOBI~sex soul tokyo" by SWING-O
■2006年 10月4日発売
■レーベル:EDOYA / CD品番:EDCE-1003
■曲目
01. Introduction of ASOBI
02. 愛されたいだけ featuring TSUBAKI
03. Temporary Lover featuring HANAH (aka Hanah Spring)
04. Tap 4 Waltz featuring YOSHIKO
05. 恋しくなれ featuring 千和(aka Cifa)
06. モンクなし
07. Inside of ASOBI
08. 熱帯夜 featuring keyco
09. ASOBI @ the bar
10. ラストコール featuring Maru (aka Fire Lily)
11. 恋愛は論より証拠 featuring 金子マリ
12. Creation of ASOBI


これまた豪華ゲストですよね
バンドも豪華メンバーです

Marcellus(Mic)
天倉正敬 / みどりんfrom Soil & Pimp Sessions(Drums)
鈴木渉 / 蓮池慎治 from Blue Swing / 内田ソーシ(Bass)
渥美幸裕(Guitar)
島祐介 (trumpet)
森学(Sax&Flute)
イサム (Sax)

、、、他にもいた気がするけど、
これだけでも豪華ですね

当時、正面切ってNeo Soul作品を作る人がいなかったので
おっしゃ!俺が作ったる!!
という意気込みで頑張って作りました
今聴いてもいい感じの、古びない作品であることは自負します
時代問わず、気持ちいいタイプの作品集じゃないかなと

このジャケットはちなみに
今やNYを拠点に大活躍中のペインター、
Dragon (Dragon76) です
インスタはこちら
https://www.instagram.com/dragon76art/

彼の活躍はまためざましいです
現代の日本人の絵描きとして
独特の世界的なポジションに向かっている感じで大活躍中ですね
そんな彼とジャケットだけじゃなく、
イベントでも何度も関われたことは財産だなぁ、、、と思います
彼の作品、一つ持ってるし 笑

そんな13年前の俺の思いと
アーティストたちのエネルギーが詰まったアルバムですが
そこからも何曲か、きっと出来ると思いますw
そういう視点でも
#45fes2019 楽しめるはずですよ

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渋谷The Roomの入り口でw

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ゲストの金子マリさんとw

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ボツジャケなども、、、貴重ですよv
これもエロくていい感じだな、、、



***********

以下6月25日の #45fes2019 の詳細です
おかげさまで売り上げ順調につき
当日券は残ってるかどうか保証の限りではありませんよ
前売りだと1000円もお得ですし、
チケットは前売り購入をオススメしますよw

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#45fes2019
-SWING-O 50th Birthday-
-My Favorite Soul 10th Anniversary-

6.25(Tuesday)
@恵比寿LIQUIDROOM
18:00 OPEN / 19:00 START
Adv. ¥6,000 / Door ¥7,000

☆チケット一般発売☆

■ 出演者 ■
SWING-O
FLYING KIDS
韻シスト
Mummy-D from RHYMESTER
Tina
bird
さかいゆう  
Hanah Spring
KAZUKI from DOBERMAN INFINITY  
and more and more….

■ DJ ■
DJ HAL
MFS crew

■ Special Host Band ■
45trio
(SWING-O;keys/Sunapanng:bass/久保正彦:drums)
田中拓也:guitar
小林岳五郎:keyboard
HIRO&KANA(from THE SOULMATICS):chorus
江川ゲンタ:percussion

and more …

■Opening Performance
神 雅喜(サイレントコメディマジック)

■一般問い合わせ■
HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
https://www.red-hot.ne.jp/

by jazzmaffia | 2019-05-25 20:54 | 45fes | Comments(0)

#45fes2019 まであと45日!!!

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#45fes2019
6.25まで
あと45日です!!!

ってところで、
追加の参加メンバーを何名か紹介しておきましょう
今回3名追加発表となります!!
(まだいるんだけどね、発表できない人もいるしw)

まずはこの方
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江川ゲンタ(percussion,drums)
改めて紹介するまでもないかもしれないけど
俺にとって大切な兄貴的存在です
(ミュージシャンとしてのキャリアは・・・知らない方は調べてください・・・)

ミュージシャンでありながら、
数々のイベントを作ってきた人
現在は、愛してやまない宮古島に移住しつつ、
宮古島で大きなフェスを開催しつつ
川崎のPowers2や渋谷The Roomなどでのイベントも
開催したり関わったりしている方

その、音楽発信を演奏だけでなく、
イベントを作る形での音楽発信もやる
という姿にどれだけ俺も影響を受けてきたことか!!

その影響を
俺なりの形で表現しているのが
今回の #45fes2019 であり
11年目に入った #MyFavoriteSoul である訳です

今回は俺が誘う前に、参戦表明いただきました
アニキ、楽しんでくださいw


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神 雅喜(パントマイマー、マジシャン)
ジンマサキ

この方は俺の周囲ではご存知のない方の方が多いでしょう
そう、俺はいろんなご縁があり、
多数のマジシャンの方ともつながりがあるんですが、
この方は、中でも親しくさせてもらっている人

<サイレントコメディマジック>
というスタイルを売りにした活動をされてますね
基本しゃべらないで
一流のパントマイムを駆使しながらの、マジックは
ほのぼの、かつぐいぐい引き込まれるものがあります

SWING-Oも過去何度かピアノ演奏&マジックというステージを
一緒にさせていただきました
今年の1月の、平岡恵子「海の底バンド」のライブでもやりましたw

今回は、45fes2019のオープニングをお願いする予定です
素敵なオープニングを、作りますよ
こういうのを見たことない人、
本当にビックリしますよ!
面白いですよ!!!

詳しくはHPをご覧ください
動画などもアップされてますよw
http://www.jinoffice.com/

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KANA from THE SOULMATICS(chorus)
コーラスにこの方も加わることが決定しました
HIRO(from THE SOULMATICS)の紹介ですね
個人的には初対面になりますが
ゴスペルクワイヤチームTHE SOULMATICSのメンバーであり、
SALU & SHOKICHIのサポート
フレンズオブディズニーのメインコーラスもやってるし
何よりHIROの推薦となれば、
いいに決まってる

どんな分厚いコーラスで彩りを加えてくれるのか
今から楽しみです!!!

THE SOULMATICS HP
https://www.soulmatics.com/


************


これで
現時点でステージに上がる人数が
俺を含めて29人!?
となりました

いやあ、、、嬉しいなぁ
演目もいろいろ見えてきたところだしね

次回からは
ゲストアーティスト紹介&俺との関わり
を記していこうと思います

いやこれで6000円って全然OKでしょ?
なんなら安いでしょ!!?

フェス並なメンツですが
フェスだと1日かけて見るくらいのボリュームを
2,3時間に凝縮して
しかも
この日しか見れないコラボもある!!
コラボもある!!
間違いなく、ある!!

飛び入りも
ある、はず


お迷いの方は是非早めの決断!
そして前売りチケット購入をオススメします
まだ今なら購入できます
直前になると保証の限りではありませんから

よろしくです!!!

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#45fes2019
-SWING-O 50th Birthday-
-My Favorite Soul 10th Anniversary-

6.25(Tuesday)
@恵比寿LIQUIDROOM
18:00 OPEN / 19:00 START
Adv. ¥6,000 / Door ¥7,000

☆チケット一般発売☆

■ 出演者 ■
SWING-O
FLYING KIDS
韻シスト
Mummy-D from RHYMESTER
Tina
bird
さかいゆう  
Hanah Spring
KAZUKI from DOBERMAN INFINITY  
and more and more….

■ DJ ■
DJ HAL
MFS crew

■ Special Host Band ■
45trio
(SWING-O;keys/Sunapanng:bass/久保正彦:drums)
田中拓也:guitar
小林岳五郎:keyboard
HIRO&KANA(from THE SOULMATICS):chorus
江川ゲンタ:percussion

and more …

■Opening Performance
神 雅喜(サイレントコメディマジック)

■一般問い合わせ■
HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
https://www.red-hot.ne.jp/


















by jazzmaffia | 2019-05-11 13:19 | 45fes | Comments(0)

Curtis Mayfield "Move On Up"の誤解

Curtis Mayfieldの代表曲の一つ
"Move On Up"にまつわる話をお届けします

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"Move On Up"
The Impressionsを経て、
Curtis Mayfieldがソロとなって初めてリリースした、
このアルバム"Curtis" 1970に収録されている曲で
アルバムから二枚目のシングル曲でもある人気曲
一応原曲を聴いておきますか


で、これの何が「誤解」か?というと
一拍目の解釈の勘違いが巷にはびこっているってことです
この原曲のグルーヴがあまり一拍目を強調されていないグルーヴ
(レコーディング時にドラマーが勘違いしていた可能性も??)
というのもあるんですが、
結果、有名な解釈はこれですね


そう、このキャッチーなホーンセクションのフレーズの頭を
一拍目とする捉え方が多いんです
俺自身もそう思ってました

実際2000年代のソウル〜ファンクバンドの
Lettuceのカバーも同様の解釈で生演奏してますね
イントロのドラムが4拍分あるのがその証拠ですね


You Tubeにはありませんでしたが、
村上ポンタさんが近藤房之助さんをフィーチャーして発表した、
"Move On Up"のカバーも同じ解釈でした

ところがある時、
本当の解釈はポールウェラーがやってるバージョンなんだよ!
と先輩に教わりました
それがこれ


む?2拍ずれている?
いやこれは2拍手前から「くって」始まっている!!
え、これが正解なのか!!!

ちなみにPaul Wellerが以前いたThe Jamのライブバージョンだと
若干曖昧にはなっています
拍の頭が共有できてるような出来てないような感じですね



そしてそして
本家カーティスの正解バージョンです
今年に入って出てきた、
あの"Curtis Live"1971と同じ面々による、
スタジオライブ音源の中にありました
(これもドラマーが入り損ねて、やり直すくだりごと入ってます
やはり発表当時から解釈が難しかったんですかね??笑)

これの11:00くらいからみてください


・・・いやあしかしPercussionのHenry Gibsonの素晴らしさよ・・・

そう、この解釈、
8拍あるドラムフィルの、
7拍目から入る、くって入るのが正解だったんです
つまり
Paul Wellerが正解だったんです!!!

これを聴いてるとこれが自然に聴こえますが
あのKanye Westの使い方の方に耳が慣れてしまってる側からしたら
なかなか馴染めないかも???

ちなみに80年代のライブ映像もありましたね
こういう始まり方だと、より分かりやすいですね?



こういうのはミュージシャンあるあるでしょ?
どうしても一拍目が取れない
裏拍から入ってしまう!
とかあるよね?
黒いのやラテン〜サンバ系だと特によくある話です

でも
でも
この曲は
作者本人の意思に反する、
間違った解釈側の方が
ポップに聴こえるのは俺だけでしょうか???



PS
カーティス先生
スンマセン














by jazzmaffia | 2019-05-04 23:55 | #SOUL大学 | Comments(0)

Book : 村上春樹「騎士団長殺し」と河合隼雄「中空構造日本の深層」

文庫本になるのを待って早速読んだ、
村上春樹「騎士団長殺し」2018年
そしてたまたま見つけて購入した、
河合隼雄「中空構造日本の深層」1982年

この二冊が俺にはすごく共鳴しあっているように感じたので
まとめてレビュー、記しておきます

平成最後に記したながーーい話とも呼応する
「今の日本に不足しているもの」
と言う視点で記せればと思います

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『村上春樹は、なぜ「同じ話」を書き続けるのか』
と言う記事が「騎士団長殺し」が出た時に書かれていたけど
村上春樹を好きになれない人は、そこらへんの、
よくも悪くも「いつも同じ空気感」である事が入り込めない理由の一つであろう事は、わかる

この記事に詳しく分析されているけれど
東洋経済オンラインー村上春樹は、なぜ「同じ話」を書き続けるのかー
いつも
*喪失感や虚無感を抱えた主人公がいて
*何かを探していて
*現実と異界が接触していて
*異界には何か邪悪なものが存在していて
*現実世界に侵入してくる
と言う定型がある

村上春樹自身の言葉では
「とことん掘って掘って掘り続けていく事で見つけられる、
物語の「金脈」のようなものがあり
それは時代を問わず人類に訴えかけられる事ができるようなもの」
(正確な言葉はお調べください)
と言っていて、彼はそのために小説を書く時間を午前中の早い時間と決めていて
その「金脈」をキャッチできる体であり続けるためにも
走ることを筆頭に体を鍛える事も日課としていると言う

今作「騎士団長殺し」もご多分にもれず
いつものその「定型」の空気感で進む物語でした

■■■■
、、、一方
河合隼雄「中空構造日本の深層」というのは
臨床心理学者である著者が、
日本人〜日本という国の精神構造のあり方を
古事記などから始まる神話の構造分析から紐解く
というスケールの本

Noと言えない日本人、とか
リーダーシップに欠ける日本人、とか
つまり日本人には責任の所在がはっきりしない傾向が強いところがある
、、、という事は現代の日本人であるあなたも頷かれる事だと思うけど
その根源は古事記に描かれる神話においてもそうなのだと

役割が明確でない中心人物がいて、
その周りに相反する二人の神がいる
という構造で描かれる神話がほとんどだそうで
(例えばアマテラス、スサノヲのような強烈に描かれる神に挟まれて、ほとんど役割が描かれないツクヨミ、という三神)
中空構造になっている
この構造はどういう価値観をもたらすか?と言うと

異なる価値観や原理が排除し合わずに、
調和を得て相補的に働きながら
共存する事を可能にする構造
一体感を大切にする事で人間を万物と共生させる構造
(均衡の構造)

対して欧米的な価値観と言うのは
一神教をベースにして
近世以降の「科学の知」と統合されて
一面的な性格を持っていて
父性が強く、切断、排除の力が強い

噛み砕いていうなら、
答えを明確に一つに絞ろうとしがちであり
結果、争い事を起こしやすく、
植民地支配のような強制的な考え方をしがちだ

もちろん悪い事ばかりではない
そういう価値観であるがゆえに自然科学も発展したし
新しいものを生み出す力
新しいリーダーが生まれやすい側面は
間違いなくある

そんな欧米の価値観の影響が日本においても強くなったせいで
白か黒かの二択に迫られることが多くなり、
中空構造のバランスが崩れてきている、と

そして「科学の知」が世界を席巻している事で
日本に限らず、
元来、神話〜昔話などの形で世界中にあった、
「魔法」「霊」的なファンタジー〜メルヘンと言ったものが
抑圧されるようになってしまったと

そして河合隼雄は言う
「多くの現代人が抑圧しているのは、フロイトの時代とはむしろ逆に、「霊」あるいは「魂」の問題ではないかと思っている。現代人は性なる世界を重視するあまり、聖なる世界の存在を忘れているように思えるのである。フロイトの時代には、大学教授は性のことを語るのに顔を赤らめなければならなかったが、現代では、大学教授は霊のことを語るのに顔を赤らめなければならない」

これは1982年に出された本で、
70年代後半に書かれたものが中心になっているんだけど
全く2019年の令和の今にも響く言葉じゃなかろうか?

■■■■
そして村上春樹に話を戻すと
1982年は「羊をめぐる冒険」を発表した年
これは彼の「定型」が一つの完成をみた作品とも言われている
実際最近読み直したばかりだったので、
最新作「騎士団長殺し」と比べても
物語の土台、根っこは同じように思った

その村上春樹の「定型」小説のあり方に
俺が思ったのは(内田樹氏も確か指摘していたが)
村上春樹は
現代に必要な
神話を作ろうとしている

現代に必要な「神話」を彼は書こうとしている
そのような視点で過去作を思い返してもやはりそんな気がする

村上春樹作品における
「異界」
と言うのは
臨床心理学者が現代は抑圧されていると指摘した、
「霊」あるいは「魂」
の事じゃないか?と

二人の立場の違う執筆家が思う、
「今の日本の問題点、今の日本に不足しているものは何か?」
が一致しているように俺には思えた
(しかも両者ともその話をしようとしたタイミングが70年代後半)

確かに「科学の知」ベースな現代社会においては
霊の話、スピリチュアルな話はスピ系とか言われて
少し変わった人、扱いになりがちだ
でも、言葉で説明する事が難しい経験は実は誰でもする、してるはず

そういった
「異界のもの」「霊的なもの」
を受け止められるような「寛容性」こそ
今の時代に必要なのではないか?

前回のブログに記したような、
敵か味方かじゃなくて
白黒はっきりさせなくてもいいじゃないか
と言う感覚、
清濁併せ呑む
感覚の復権を問いたいのではないか?

、、、
なんて事を感じながら読むと
村上春樹の面白さ、
「定型」の「同じ話」なのに毎回売れてしまう理由がわかるんじゃないか?と

もちろん村上春樹は
中に出てくるたとえ話が秀逸だったりするし
音楽にまつわる話も、その作品自体の魅力を増す事に付与しているからいい
ある種「音楽的な小説」でもあるから俺は好きなんだけどね

最後に「騎士団長殺し」の中に出てくる、
騎士団長のセロニアスモンクを例えにして話す言葉が素敵なので
引用してこの長文を終わりにしよう

セロニアスモンクはあの不可思議な和音を、理屈や論理で考え出したわけじゃあらない。彼はただしっかり目を見開いて、それを意識の暗闇の中から両手ですくい上げただけなのだ。大事なのは無から何かを作り上げることではあらない。諸君のやるべきはむしろ、今そこにあるものの中から、正しいものを見つけ出すことなのだ 
by 騎士団長





by jazzmaffia | 2019-05-03 01:57 | SWING-OによるReview | Comments(0)

「平成」はどんな時代だったんだろう?「令和」はどんな時代になるんだろう?

あと1時間で令和になってしまう、、、
、、、って気分にやっぱり、なるよね?
今宵の渋谷とかカウントダウンとか行われるんだろうか?
テレビはどうせ見なくても「平成とは!」ってな特集やってるだろう
そして視聴率争いをやっているだろう

何にせよ一年と言う単位よりは大きいくくり
一つの元号「平成」が30年と4ヶ月を経て、終わる、夜
俺の20〜40代の30年間の平成時代を振り返り、
自分なりに整理しておいてもいいだろう

平成17年の俺の写真を配置しつつ、
(変わらないっちゃ変わらないね、この時の俺は37歳)
俺にとって、と言うよりは
俺から見た「平成とは?」を振り返っておこうじゃないか

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【SWING-Oの平成史】
ここはメモがてら、なるべく駆け足で駈けぬけとこう
●1989年(平成元年)は千葉大学2年生になる年、千葉は稲毛の四畳半の自宅で迎えた平成
 工学部電気電子工学科で単位を着実に取りながらも、本気なのは「POPS研究会」と言うバンドサークル
 そして先輩バンドの「神童クラブ」ってバンド活動

●1991年(平成3年)の秋頃(俺は大学四年生)サークルの先輩でSONYに就職していた人から
「これこれこういうバンドがKyoon Sonyにいて、
キーボードのオーディションが近々あるんだけど、誰かオススメのキーボードいるかい?」
と連絡がきた。もちろん「俺、それ受けていいですか?」と返答、オーディションも合格する
そのバンドはPalladium、結果デビューには至らないものの、
西岡ヒデローや宇田川寅蔵とはこの時からの交流となる

●オーディションに受かった!と言う事実だけで、
俺の中で「ミュージシャンになる!」と言う意識が固まり、
あと卒論だけ、まで単位をとっていたのに、大学を中退することを決意
22歳にして初めての、遅れてきた反抗期 笑

●その後90年代はポニーキャニオンの「熱風音楽市場 魅惑の東京サロン」のメンバーになったり
(そのバンドは、ジャマイカレコーディングの一ヶ月前にクビになる)
いろいろバンド活動を続けつつも、基本はバイト生活
ブレイク前のLe Coupleなどのサポートをしたことも

●1999年-2002年(平成11-14年)あたりは、今は亡き Tessin(vocal&guitar)とバンドを組み、
中央線沿線での活動を中心に頑張っていた。毎週金曜日サンロード前でストリートも。
バンド名は「テッシンと彼のピンハネファイブ」「パッキャマラドスウィンガーズ」など
この頃に仲良くなったベースのDai Itoとは現在も時々ライブをやっている

●2001年から(俺が30歳を過ぎてから) 渋谷のクラブThe Roomの常連になり
そこで出会ったボーカルのKimとizanamiを結成
この活動でリリースしたEP2枚が元で俺の音楽人生が大きく動き出す

●2005年(平成17年)izanami解散、そしてソロ活動を決意
2006年(平成18年)にSWING-O名義で"ASOBI~sex soul tokyo"をリリース
上の写真はその頃のだね

●そこらへんから現在に至るまでは、ソロでの積極的なリリースをしつつ、サポート活動もしつつ
時折バンドを結成したり加入したり、リリースしたりしながらの活動ですね
(Dezille Brothers、キムウリョンと45トリオ 
そして現在はFlying Kids)

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Flying Kidsといえば
平成名物テレビ「イカすバンド天国」通称イカ天
初代グランドチャンピオン、からのデビュー
と言うキャリアなので、
もちろん俺も見てた側なので
上記の「神童クラブ」ってバンドをやってた頃は
すごく羨ましく、かつ「すげぇなぁーーー」って思っていたバンドなので
めぐりめぐってそんなバンドに加入して
しかも曲を書いたりまで出来てる自分がいる!
と思うと感慨深いですねぇ

写真は先日4月28日の、個人的にも平成最後のライブがFlying Kidsだった訳で
その感慨もひとしおでしたw

***********

すでに長文ですね、、、汗
で、本当に書きたかったのはこちらです
頑張って読んでみてくださいw

【SWING-Oから見た平成時代とは?】
●俺の世代もしくはそれ以上の世代にとっては、生活をする上では激動の時代でした
何せレコードやカセットの少年時代から始まり、MDやレーザーディスク、CD、DVDの時代を経て
今や何から何までインターネットから享受する時代に変わったわけですから

そんな、
誰もが平等に情報を手に入れられる、と言う名目の
「グローバリズム」の流れがもたらしたものってなんだろう?
ある種の便利さは俺自身も好む好まざるに関わらず享受しちゃってますが、
それによってもたらされたすごく残念と言うか、厳しい状況も多々あります

■なんでも金勘定(マネタイズ)できるようになった
→一般市民もマーケティング的な考え方をするようになった
もっと噛み砕いて言うならば
How To本などの流行、横行により、
より「回り道」「遠回り」をしないことが美学となった
と言う側面がありますね

SNSなどの一般化によって、
「いいね」の数、フォロワーの数、
個人が発信できるようになった、という側面は素晴らしいと思いますが
同時に、
すべての発信情報の価値を数値化してしまう
すべてを金勘定できるようになってしまった印象があります

挙句の果てに最近の学生は小学生ですら
「先生、これを勉強して将来なんの役に立つのですか?」
と質問しちゃうらしいですから
なんでも費用対効果的な考え方をする、
そんな大人の影響をもろに子供も受けてるわけです

「時は金なり」なんて
当初は俺もウンウンと思ってたけど
最悪な標語だなと今なら思います
だって、時間ですらも金換算しちゃおうって考え方とも言えるわけでね
人生を時給で捉えるのか?と

そうこうしてるうちに子供達の間では、
音楽よりもなんならダンスの方が盛り上がっている側面があるのは
ある程度までなら、
楽器演奏技術を習得するよりもダンスの方が簡単に、
かつ分かりやすく
他人から「すごい!」「カッコいい!」という評価をもらえるから
だと俺は思います

さらにWiki〜How To的なサイトの定番化により、
わからない問題にぶち当たった時に
携帯をみればすぐそれなりな答えを見つけることができる
と言うことの便利さと表裏一体の危険性も感じずにはいれない今日この頃です

だってその答えは、あくまで、他人が出した答えであって
「とりあえずこれを正しいとしておきましょう」という共有財産的なものにすぎなくて、
自分に合う、自分が体得できるタイプの答えかどうか?
というのは結局のところ時間をかけないと見つからないもの、体に入ってこないもの
、、、というのは散々遠回りをしてきた俺だから言えることですかね

俺は音楽キャリアとしては遠回りな人生ですが、
俺個人としては、その遠回りキャリアに感謝せずにはおれないです、今は



■文化・エンターテイメントの幼児化
これはこのblogでも言ってきたし
菊地成孔さんが「アフロディズニー」などでより、詳しく語られてますが
上記の「なんでも金勘定」社会がもたらしたことですね

なんでも数値化できるということに、音楽界はどう影響を受けたか?

1)オーケストラを使ったり、海外のスタジオやミュージシャンを使うなど、
予算を沢山かけて作ったものが1万枚売れた

2)打ち込みとボーカルだけのものを、プロデューサーの自宅で完パケしたものが
同じく1万枚売れた

、、、とした場合、レコード会社も事務所も積極的に2を選んできたんです
だってどう考えても2の方が利益率が高いですから
質より利益率が大事な時代に突入していきます
打ち込みの流行・浸透により、超低予算で作品が作れるようになったことで
利益率が飛躍的に上昇したこの時代
結果作品の乱発にもつながります

マーケティング、という言葉及び概念が巷にまで普及した平成時代でもあります
いろんな経費を削って削って(リストラ含む)
消費者の顔色を伺って
結果利益にさえつながれば、それが正解とされる考え方
、、、と俺は捉えてますが
その「マーケティング」という名目の横行・乱用によっても
没個性的な音楽作品の乱発にもなりました
「子供でもわかる音楽」=「売れる音楽」=「いい音楽」
と言う図式を説明されたことがあの頃何度あったことか、、、

そして
作品は非個性的だけど、その代わりタレント性さえあれば生きていける
そんな、ビジュアルも足してやっと「個性」が完成する
と言う音楽アーティストのあり方が標準となる

それが平成の30年間が生み出した音楽シーン、エンタメシーンだと思うんです
(注:もちろん中には面白いものも生まれてることは付記しておきます)

、、、そんな中、自分がわかる範囲だと
舞台芸術とされるものは
経費を削ると作品そのものが完成しないという側面があるおかげか
その「深み」が残されている数少ないエンタメ芸術だと思います


■音程の音楽→音質の音楽→?
平成の初頭はまだメロディーがいいものが売れる、という感じがありましたが
クラブミュージック〜Hip hopなどのサンプリングミュージックの世界的流行とともに
音質の音楽に変わっていった印象があります

だって当初俺はMary J.BligeやErykah Badu、D'angeloとかですら良さがわからなかったです
90年代は個人的には70年代音楽をDigる日々であったせいでもあるでしょう
70年代はメロディであり、コード進行であり、楽器のアンサンブルで音楽ができていて
その中で独特なもの面白いもの美しいものが売れてきた、名盤とされた時代
それと同時に、90年代当時流行っているものを聞いた時に、どうしてもこう思わずにいれませんでした
「これ、メロディじゃないね、フレーズだね
今流行る音楽はフレーズの音楽なんだ!」
と当時思ったことを思い出します

それでもどんどんHip HopやR&Bを聞いていくうちに魅力を発見しました
「あ、これはこのトラックの音質とグルーヴも込みで一つの作品なんだ!」
「音質とグルーヴとフレーズの音楽なんだ!」

2010年代にアングラを席巻し、今のメジャー音楽にも少なからず影響を与えた
DUP STEPと呼ばれる音楽を聞いた時にはこう思いました
「ついに音質とグルーヴだけで完成となる音楽が出てきたんだな」

そして平成が終わる今、令和に向かうこれからはどうなっていくのか?
良くも悪くも今はシーンが多岐に渡るようになり
サブスクリプション(Apple Music、Spotifyなど)で発信すれば世界中に届く時代
と言うことで、いろいろ可能性が広がってきた側面もあります
そこには期待しつつ、自分もそこに享受できるように頑張っていこうとは思ってますが、
今の時代の音楽の方向性を言葉にするなら
「マーケティングセンスのある人たちがやる、音質ベースの音楽
「ライブがとにかく圧巻なライブエンタメアーティスト」
「YouTubeなどの映像・タレント性先行の、音楽はなんでもあり」
あたりの3本柱て感じですかね

歌詞・ラップに関しては触れませんでしたが、
それはまた追い追い、、、笑


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分析的にいろいろ記してきましたが
個人的には有意義な平成の30年間でしたけど
時代読み的には、
グローバリズムと言う名の、人間の画一化が進んだ時代
だったなぁと思いますね

多様性があって当たり前の人間を、
一つのライフスタイル、一つの型にはめていく動きとも言えるわけで
日々ビジネスベースな社会のあり方には
悲観的に思わざるを得ない印象があります

俺がストレスからの脱出のために
日に日に読書に没頭していくのに対し、
時代はその逆を行ってますよね?
いわゆる反知性主義ってヤツです
「学ぶ」ことを積極的にしている人の減少は若い子達を見てても思っちゃいますね
逆に言うと大人も変わらないですけど、、、
とりあえず
「ウケた者勝ち」「その場を言い負かせられれば勝ち」
くらいしか価値観がない人が多いですからねぇ
嫌になったらすぐ転職できるし、、、
ある種かわいそうに思っちゃうくらい、打たれ弱いし、、、

でもその
悲観的な側面をちゃんと見ておかないと
これからの希望は生み出せないんじゃないか?
そう思って、膿を出すために記しておきました

何せ日本であれ他の海外諸国であれ
アメリカに振り回され他、今も振り回されているここ30年ですが
アメリカが広めた「マイホーム」そして「インターネット」「携帯電話」
それらをひっくるめて「アメリカンドリーム」
と言う形のグローバリズムに対して
いずれも日本においては臨界点を感じずにはおれません

俺個人の希望は
アメリカ追従型から脱して
(既に日本の30代以下の人たちは脱しつつある気がします
アメリカで何が流行ってるかを気にする人の減少がその証です)
次なるモードに日本がなっていくことで
これからの令和の時代の色が出てくる気がしてます

それこそ中国、韓国、北朝鮮、台湾
この近隣諸国との交流の仕方が大きく変わっていく、、、
それもたった今から想像できないぐらい密な関係になっていくこともあるのでは?、、、
そんな気がします
明治維新以前のもともとはそうなんですからね

既に音楽を始めとする文化交流は進んでますしね
TVやメジャーなメディアでは取り上げられませんが
そういう動きがあるのは確かです

この先どうなるにしても
いろいろ大変なこともたくさんあるでしょう
いいこと楽しいこともたくさんあるでしょう
その両方をちゃんと噛み砕いて自分の言葉にできるように
甘いものも苦いものもどちらも、
清濁併せ呑むような強さこそが、
これから必要なことだと俺は思ってます

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長々と振り返って来ましたが
平成の日本は国としては戦争もなく、平和だったかもしれませんが
テロはありましたし、自然災害も多々ありましたし、
一人間としては目まぐるしくいろんなものに振り回された時代だったとも言えます
令和の時代はどうなっていくのか
どうしていけばいいのか?
やはりAiがさらにそこらじゅうに使われる社会になるのか??

いろんな不安と希望を胸に
新元号を迎えようと思います

良き令和時代でありますように







by jazzmaffia | 2019-04-30 23:20 | ひとりごと | Comments(0)